カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

アイドルの才能の爆発

2014-11-28 | 音楽
テイラー・スウィフト - 「シェイク・イット・オフ」(日本語字幕付)



 最近何聞いてますか、と聞かれて、まあ、REMとレッチリかなと、とっさに答えてしまったが(それはそれで事実だが)、実はテイラー・スイフトも聞いている。隠してそうしたわけじゃなくて、そういえば聞いてるよな、と自分でも驚きというか…。顔の可愛いアイドルだから恥ずかしがる気持ちもあるし、なんとなく言い訳したくなる気持ちがあるのも確かだ。これがシェリル・クロウだとさらっと言えるんだけど、オジサンとしては誤解のもとという感じかもしれない。素直に聞いて楽しいというか、いいというか、メロディ・メーカーとしての彼女は素晴らしいのではないかと思うのだ。それに今回はさらにポップさに磨きがかかっている。ちょっと演技がかってはいるけれど、明確に自分がどういう存在かをわかりきっている感じだ。おそらく女の子たちの支持が高いシンガーだと思うが、そういう女の子の共感をがっちりつかんで、さらにいい気分にさせている。もともとカントリーでデビューして、そっちでも成功していたようだが、可愛いのでロックの方でも話題になって僕らも知るところとなった。というか、今ではすっかりポップシンガーの女王的存在だろう。
 しかしながら人前では、レディ・ガガなら素直に言っていると思う。育ちがいいくせにストリップダンサーだけあって、自分の露出と過激さを見事に融合させて、さらにシャレの名前でも通じるように、下品でチープだけど、メロディは美しい。これはロックだなあ、ということで、普通に遡上にあげられる。
 テイラー・スイフトだと説明がいるのは、そういうアイドルへの反発があるのと、音楽としての距離感というのがあるのかもしれない。本当のところは知らないでいうと、彼女はこういう路線が必ずしも本意では無いのではないか。やはり普通にカントリーを歌いたいのだけれど、自分の器用な才能もあって、こういうこともできてしまう。さらにそれこそが世間で求められている自分なのだ。そういうことをきっちり割り切って、それでいながらぶっ飛んでしまうこともできてしまった。そういう感じがするのである。それはそれでロックじゃないかな、と思ってしまうわけだ。本当に力強くて圧倒されるような感じで、ついつい聞いてしまうというわけだ。まあ、実際のところ、単純に僕がミーハーなだけのことなんだとは思うのだけれど…。
コメント
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