500 Days of Summer - Official Full Length Trailer
(500)日のサマー/マーク・ウェブ監督
正直言ってかなり身につまされる映画。それはたぶん僕が男だから。いや、女のことはよくわからないからいい加減に言わせてもらうと、女から見るとなんでもない話に違いないと思う。むしろ馬鹿に見えるかもしれない可能性がある。でもしかし、この運命の恋から逃れられない。それが恋する男なのだろうと思う。
ヒロインの女の子との出会いがまず良すぎる。エレベータの中で自分の聞いている曲がヘッドホンから微かにもれている。それを聞いた彼女がその歌を好きだと言うのだ。偶然にしても計算されつくしている。落としたハンカチを拾うどころではない。これを運命と感じない男は、おそらく人類の中でも絶対的な少数派だろう。いわば完全に持っていかれてしまうのである。
後は楽しい絶頂世界があるにせよ、ほとんどの場合、恋する男の視点から女の不条理が映し出されるていく。これが本当に痛いほど身につまされるのだ。まるで過去の体験を蒸し返されるような感覚。僕がフラれたときも、出来事はまったく違うにせよ、このような世界の中で絶望を味わっていた。いや、運命なんだから最後まで復活を諦めてはいなかったのだが、しかし奇跡なんてものはそう簡単に起きない。ファンタジーチックなんだけど、限りなくリアルな世界観。
しかしある意味でこの映画が親切なのは、女の子が最後にはある程度説明してくれることだ。いや、厳密に論理的に説明するわけではないが、楽しい恋の思い出にしようという意思を表示してくれる。タイミング的なものもあるのかもしれないが、フラれた多くの男たちは、この意味がわからないまま未消化で次の恋に落ちなければならない。そういうものだとわかるまで、実に多くの時間が必要なのだ。もしくは激しく無謀な日々が。ひょっとすると世界の凶悪な事件の裏には、未消化なまま傷つけられた男たちによって起こされているのではないかとさえ僕は疑っている。そのような事件を未然に防ぐためにも、このような映画は未熟な男たちに観てもらわなくてはならない。
映画の比喩をそのまま使わせてもらえば、魚たちはたくさん泳いでいる。大物にはめったに当たらないのかもしれないけど、本当に大物だからいい魚だとは限らないのだ。
ぜんぜんデート向きのロマンチックなロマンス映画ではないが、心を痛めながらも楽しめる映画だった。子供の(様な未熟なおじさんという意味)僕がいうのもなんだけど、ある意味でこの映画は、大人向きの映画なのかもしれないのだった。ああ、本当に胸が痛かったよ、参りました。
(500)日のサマー/マーク・ウェブ監督
正直言ってかなり身につまされる映画。それはたぶん僕が男だから。いや、女のことはよくわからないからいい加減に言わせてもらうと、女から見るとなんでもない話に違いないと思う。むしろ馬鹿に見えるかもしれない可能性がある。でもしかし、この運命の恋から逃れられない。それが恋する男なのだろうと思う。
ヒロインの女の子との出会いがまず良すぎる。エレベータの中で自分の聞いている曲がヘッドホンから微かにもれている。それを聞いた彼女がその歌を好きだと言うのだ。偶然にしても計算されつくしている。落としたハンカチを拾うどころではない。これを運命と感じない男は、おそらく人類の中でも絶対的な少数派だろう。いわば完全に持っていかれてしまうのである。
後は楽しい絶頂世界があるにせよ、ほとんどの場合、恋する男の視点から女の不条理が映し出されるていく。これが本当に痛いほど身につまされるのだ。まるで過去の体験を蒸し返されるような感覚。僕がフラれたときも、出来事はまったく違うにせよ、このような世界の中で絶望を味わっていた。いや、運命なんだから最後まで復活を諦めてはいなかったのだが、しかし奇跡なんてものはそう簡単に起きない。ファンタジーチックなんだけど、限りなくリアルな世界観。
しかしある意味でこの映画が親切なのは、女の子が最後にはある程度説明してくれることだ。いや、厳密に論理的に説明するわけではないが、楽しい恋の思い出にしようという意思を表示してくれる。タイミング的なものもあるのかもしれないが、フラれた多くの男たちは、この意味がわからないまま未消化で次の恋に落ちなければならない。そういうものだとわかるまで、実に多くの時間が必要なのだ。もしくは激しく無謀な日々が。ひょっとすると世界の凶悪な事件の裏には、未消化なまま傷つけられた男たちによって起こされているのではないかとさえ僕は疑っている。そのような事件を未然に防ぐためにも、このような映画は未熟な男たちに観てもらわなくてはならない。
映画の比喩をそのまま使わせてもらえば、魚たちはたくさん泳いでいる。大物にはめったに当たらないのかもしれないけど、本当に大物だからいい魚だとは限らないのだ。
ぜんぜんデート向きのロマンチックなロマンス映画ではないが、心を痛めながらも楽しめる映画だった。子供の(様な未熟なおじさんという意味)僕がいうのもなんだけど、ある意味でこの映画は、大人向きの映画なのかもしれないのだった。ああ、本当に胸が痛かったよ、参りました。
22億円不明、バッグひとつで失跡一ヶ月
まあ、それだけの金があれば逃げるのにはそう困らないだろうけど…。写真などを公表して探さない限りタレこみも望めないわけで。
しかしながら普通に考えて22億円を個人で使うのも大変そうだから、身辺を洗ってみると大きな買い物が見つかりそうなものだとも思う。もしくは誰かに脅されるなどして横に流したとかね。ちょっとした小説じみたことをついつい期待してしまうのだが、どうなんでしょう。一般的に個人の横領なら愛人と相場がきまっており、組織的なら政治献金みたいなものだとかヤクザがらみだとか。本当に見つからないのなら既に殺されているとか言うこともよくある話だ。
それにしても22億だからね。もう少し大きな話題になってもよさそうだと思ったしだいです。
まあ、それだけの金があれば逃げるのにはそう困らないだろうけど…。写真などを公表して探さない限りタレこみも望めないわけで。
しかしながら普通に考えて22億円を個人で使うのも大変そうだから、身辺を洗ってみると大きな買い物が見つかりそうなものだとも思う。もしくは誰かに脅されるなどして横に流したとかね。ちょっとした小説じみたことをついつい期待してしまうのだが、どうなんでしょう。一般的に個人の横領なら愛人と相場がきまっており、組織的なら政治献金みたいなものだとかヤクザがらみだとか。本当に見つからないのなら既に殺されているとか言うこともよくある話だ。
それにしても22億だからね。もう少し大きな話題になってもよさそうだと思ったしだいです。