ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

この50年14~ロシアの復興と力による現状変更、米中対決の時代に

2022-04-05 08:55:42 | 歴史
3.ロシアの復興(2000, H12頃~)と力による現状変更(2014, H26)

 ソ連の崩壊後、その後継国であるロシアでは、一定の民主化が行われた。だが、経済と社会の混迷が続く中で、2000年(平成12年)にプーチンが大統領になった。プーチンは強権的な政治を進め、強いロシアの復活を図っている。旧ソ連の国々をロシアの「勢力圏」とし、影響力を回復しようとしている。それらの国々が、欧米と親交を結び、NATO(北太西洋条約機構)に加盟することを警戒している。2014年(平成26年)には、ウクライナのクリミア半島を併合した。これは、第2次世界大戦後、初めての現状変更の動きとなった。本年2月24日ロシアはウクライナに侵攻し、戦争の行方は予断を許さない状況が続いている。

関連掲示
・拙稿「ロシア・プーチンの国家戦略目標と北方領土問題」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12.htm
 目次からD14へ
・拙稿「ロシアがウクライナのクリミア半島を軍事制圧」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12.htm
 目次からD15へ
・拙稿「ロシアがウクライナに侵攻~暴君プーチンの野望」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-21.htm

4.米中対決の時代に(2016, H28~)

 現在の世界情勢は、米中対決である。今や中国を抑えないと、米国や世界が危うくなっている。2017年(平成29年)トランプは米国大統領に就任するや、共産中国に対して、強硬な姿勢を打ち出した。2018年(平成30年)から米中経済戦争が繰り広げられてきたが、その対立の最中に、新型コロナウイルスの感染拡大が起こった。米国は世界最多の死亡者が出て、大恐慌以来の経済的な打撃を受け、中国を厳しく非難している。中国は南シナ海で海洋進出し、台湾への圧力を強めている。もはや米国一国だけでは中国を抑えられない。国際的な連携の強化が進められている。

関連掲示
・拙稿「現代世界の支配構造とアメリカの衰退」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion09k.htm
・拙稿「バイデン政権の米国と世界~米中対決は進む」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-13.htm
・拙稿「民主主義対専制主義~米中対決の時代に」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-20.htm

 次回に続く。

************* 著書のご案内 ****************

 『人類を導く日本精神~新しい文明への飛躍』(星雲社)
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/cc682724c63c58d608c99ea4ddca44e0
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