ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

この50年13~グローバリゼイションの進展、中国の経済成長・軍拡・覇権主義

2022-04-03 15:50:57 | 歴史
<世界>

1.グローバリゼイションの進展(1990年代~)
 
 1990年代から、米国は人・もの・カネ・情報の移動・流通が地球規模で進むグローバリゼイションを推進した。米国は、情報通信技術(IT)の情報力と基軸通貨ドルの経済力で他国を圧倒した。マイクロソフトやインテルといったIT関連企業がアメリカ経済をけん引した。また、新自由主義・市場原理主義による強欲的・賭博的な資本主義が横行した。しかし、2008年(平成20年)リーマンショックによって、世界恐慌以来の経済危機が起こった。中国はこれを米国の衰退の兆しと見て、攻撃的な外交に転じた。以後、米中の経済競争が激化した。

関連掲示
・拙稿「現代世界の支配構造とアメリカの衰退」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion09k.htm
・拙稿「第2次大戦後の国際経済と現代資本主義」 
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion13r.htm

2.中国の経済成長(1978, S53~)・軍拡(1989, H1~)・覇権主義(2013, H25~)

 ソ連の崩壊によって共産主義が世界的に後退したが、東アジアでは中国・ベトナムは共産党が政権を維持しており、北朝鮮は旧ソ連・中国の影響下にある。最大の脅威は中国の台頭である。1980年代末から急速に経済成長を続け、2010年(平成22年)にGDPで日本を抜いて世界第2位となった。経済力の増大にとともに、1989年(平成元年)から軍事予算を毎年2ケタ台の伸び率で増加し、猛烈な軍拡を推進している。2013年(平成25年)に習近平が「一帯一路」構想を打ち出し、覇権主義を鮮明にした。中国は2049年までに世界覇権を確立することを目指している。

関連掲示
・拙稿「凄まじい軍拡を続ける中国から日本を守れ」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-15.htm
・拙稿「『一帯一路』構想の地政学的考察」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-16.htm
・拙稿「中国共産党は『100年マラソン』で世界覇権奪取を狙っている」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-19.htm

 次回に続く。

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https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/cc682724c63c58d608c99ea4ddca44e0
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