ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

この50年10~中国による台湾「統一」への動き、香港の民主化運動への弾圧

2022-03-28 08:13:59 | 歴史
5.中国による台湾「統一」への動き(1988, S63~)

 1988年(昭和63年)、国民党の李登輝が総統になって以降、台湾では自主や独立を望む勢力が伸長した。民進党の陳水扁政権の時、2005年(平成17年)、中国で反国家分裂法が制定され、台湾が独立に動けば武力を行使するとした。2019年(令和元年)香港で民主化運動への弾圧が強まり、台湾では「今日の香港は明日の台湾」という危機感が深まっている。中国は台湾を「祖国統一」の名のもとに侵攻・支配しようとしている。民主主義対専制主義の世界的な対立において、台湾は一大焦点である。台湾有事は日本有事となるので、日本の安全保障の一大課題である。

関連掲示
・拙稿「台湾の自由と民主主義を支援しよう」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12.htm
 目次からB46へ
・拙稿「中国はどういうシナリオで台湾・尖閣を攻めるか」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-17.htm

6.香港の民主化運動への弾圧(2019, H31~)

 香港は100年間、イギリスの租借地だった。1997年(平成9年)に中国へ返還される際、中国共産党は「一国二制度」を掲げ、香港は高度な自治と独立を認められた特別行政地区となった。期間は2047年までとされた。ところが、共産党政府は、香港の法律を少しずつ改正して、実質的な支配を強めてきた。2019年には逃亡犯条例の改正案を立法院(国会に当たる)に提出した。これに対し、香港の民衆による抗議活動が起こると、共産党政府は実力で鎮圧し、民主化運動の指導者を逮捕・投獄した。今日の香港は明日の台湾、そして将来の日本と考えて対処すべきである。

関連掲示
・拙稿「香港の自由を中華共産主義から守れ」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12.htm
 目次からB44へ

 次回に続く。

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