ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

日本の大黒柱・安倍元首相が殺害される5

2022-07-20 17:19:07 | 時事
■安倍氏に関する続報

●「国葬」を今秋、実施へ

20220714
<報道>
 FNNプライムオンラインの記事より。

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【速報】安倍元首相の「国葬」今秋、実施へ 岸田首相が表明 吉田茂氏以来

 岸田首相は14日の記者会見で、参院選の演説中に銃撃されて亡くなった安倍元首相について、今年秋に「国葬」を行うことを明らかにした。
 岸田首相は14日の会見で、安倍元首相について、「憲政史上最長の8年8カ月にわたり、卓越したリーダーシップと実行力をもって、厳しい内外情勢に直面する我が国のために、内閣総理大臣の重責を担ったこと」「東日本大震災からの復興、日本経済の再生、日米関係を基軸とした外交の展開などの大きな実績を様々な分野で残したこと」「外国首脳を含む国際社会から極めて高い評価を受けていること」などとして、「この秋に『国葬儀』の形式で、安倍元首相の葬儀を行うこととした」と述べた。
 また、岸田首相は「国葬儀を執り行うことで、安倍元首相を追悼するとともに、我が国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜くという決意を示す。あわせて活力にあふれた日本を受け継ぎ、未来を切りひらいていくという気持ちを世界に示していきたい」と述べた。戦後、総理大臣経験者の「国葬」は1967年に亡くなった吉田茂元首相以来となる。
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20220715
<報道>
 読売新聞の記事より。

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国葬、当初は「国民葬」軸に検討…首相が慎重論退ける

 岸田首相が、安倍晋三・元首相の葬儀を政府主催の「国葬(国葬儀)」で実施すると決めたのは、歴代最長政権を築いた安倍氏の功績に加え、国内外から追悼の声が途切れないことを踏まえて判断したものだ。政府内には国葬を行うことに法的根拠の面などから慎重論もあったが、首相の強い思いで実現することになった。
 「ご功績は誠に素晴らしいものだ。外国首脳を含む国際社会から極めて高い評価を受けている」
 首相は14日の記者会見で、安倍氏の葬儀を政府が費用を全額を負担する「国葬」とする理由についてこう説明した。自民内では首相の判断を歓迎する声が広がっている。高市政調会長は「国際社会で大きな存在感を示し、実績を残された。国葬は当然だ」と語った。
 政府内では当初、「国葬」の形式にするのは難しいとの見方があった。戦前の国葬令は1947年に失効した。67年に吉田茂氏の国葬を閣議決定で行った例はあるものの、80年に死去した大平正芳氏以降は、政府と自民党が共催する「内閣・自民党合同葬」が主流となった。葬儀費用の全額を国費で賄えば、世論から批判が出るとの懸念もあった。
 このため、政府は合同葬か、政府と自民党のほかに財界などの国民有志も主催者に加わる「国民葬」の実施を軸に検討していた。(略)
 首相官邸は内閣法制局と法的根拠について協議し、国の儀式に関する事務を内閣府の所掌として定めた同府設置法に基づき、閣議決定で実施するのは問題ないと結論づけた。(略)
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20220720
<報道>
 読売新聞の記事より。

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安倍元首相の国葬、9月27日に日本武道館で…政府が最終調整

 政府は、安倍晋三・元首相の「国葬(国葬儀)」を9月27日に東京・日本武道館で行う方向で最終調整に入った。22日にも閣議決定する。複数の政府関係者が明らかにした。
 27日は火曜日だが、政府は、学校や官公庁などは休みとしない方針だ。首相経験者の国葬は1967年の吉田茂氏以来で、戦後では2例目となる。費用は全額国費で負担する。岸田首相は14日の記者会見で、歴代最長政権を築いた安倍氏の内政と外交両面での功績を評価し、秋に国葬を行うと発表した。政府は9月中に実施するため、可能な日程の調整を進めていた。
 国葬には、海外から多数の首脳級の参列が見込まれる。首相は19日の自民党役員会で「(安倍氏が銃撃された)事件を踏まえ、警備態勢を改めて点検・強化する。活発な弔問外交も予想され、しっかりと準備していきたい」と述べた。
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●銃撃による死因

20220714
<報道>
 産経新聞の記事より。

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命奪った2発の銃弾 心臓到達、大量出血にすべなくこめじるし


 ※安倍元首相の被弾状況の図

 奈良市での街頭演説中に凶弾に倒れた自民党の安倍晋三元首相(67)が亡くなった状況が、徐々に明らかになってきた。「一度に6個の銃弾が発射できる」とされる手製銃が発砲され、少なくとも銃弾2発が体内に入り、うち1発は心臓に達していた。銃撃現場や搬送先の病院では懸命の救命措置が行われたが、大量の出血を前に、消えゆく命を引き留めることはできなかった。
 「止血、大量の輸血を行ったが、残念ながらこのような結果になった」。安倍氏の死亡が確認された8日午後6時過ぎ、会見した搬送先の奈良県立医科大付属病院(同県橿原市)の福島英賢教授はこう切り出した。銃弾の1発が心臓の心室と大血管に到達していたことも明らかにした。 県警によると、被弾した傷は首と左上腕の少なくとも2カ所で、司法解剖の結果、死因は左上腕から入った銃弾で左右の鎖骨下にある動脈を損傷したことによる失血死。安倍氏は銃撃を受けた直後、左腕付近を押さえて倒れこんでおり、この銃弾が致命傷になったとみられる。
 現場では救急車の到着を待つ間、自動体外式除細動器(AED)が運び込まれ、近くのクリニックから駆け付けた医師が救命措置にあたった。安倍氏は大量に出血し、クリニックの中岡伸悟院長(64)は「顔面蒼白(そうはく)で、まぶたの裏も真っ白。貧血状態だったのはすぐに分かった」と話す。あおむけに倒れた安倍氏の背中側には大きな血だまりができていたという。
 AEDを使用したが、電気ショックは起きなかった。AEDはけいれん状態の心臓を正常に動かすための装置で、完全に心停止した場合は作動しない。銃弾が達していた心臓は、この時点で完全に止まっていた可能性が高い。
 安倍氏は銃撃を受けてから約50分後、心肺停止状態で同病院に到着。病院では止血のための緊急開胸手術が約20人態勢で行われ、輸血も100単位(1単位は通常140ミリリットル)以上に達した。 死亡が確認されたのは、銃撃から5時間半余りがたった8日午後5時3分。福島氏は到着時について「かなり厳しい状態であるということが予測された」と述べ、「血液も凝固する力を失っていて、いろいろなところから出血するような状態だった」と明かした。
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20220715
<ほそかわ>
 3D画像データで、安倍氏の体の動き、命中した2発の弾丸の弾道、被弾した部所、弾丸が心臓や太い血管に到達した経路、出血の方向と範囲を、時間を追ってシミュレイトして欲しいですね。
 山上容疑者と同時に狙撃した者がいるのではないかとか、安倍氏が倒れてから至近距離で追撃した者がいるのではないかという見方あり。思いつきの推理や皮相な連想ではなく、厳密な科学的な検証が必要です。

●安倍氏の死去の影響

20220715
<報道>
 産経新聞の記事より。

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安倍氏死去1週間 議連や党内論議の方向性に影響

 自民党の安倍晋三元首相の死去は、安倍氏が要職を務めた自民の会議体や議連などの活動に暗い影を落としそうだ。党内保守を牽引する重鎮の安倍氏の意向は、首相官邸や予算編成を担う各省庁が注視し、政策実現に向けた推進力となっていたためだ。羅針盤を突然失った議連幹部らからは今後の活動に不安の声が上がっている。
 「これから活動しにくくなった。後ろ盾がなくなったわけだから」 安倍氏が顧問を務めた党内保守系の勉強会「保守団結の会」に所属する中堅議員はこうつぶやいた。同会は安倍氏が主導し、軍事拡張を続ける中国をめぐる政策や歴史認識などをテーマに議論を重ねて「岩盤支持層」の発信源としての役割を果たしてきただけに、喪失感は大きい。
 安倍氏不在で党内議論が大きく変わりそうなのが財政政策だ。安倍氏は財政支出をてこに景気を支える積極財政派で構成する「財政政策検討本部」の最高顧問を務め、参院選前に岸田文雄首相(自民総裁)の直轄機関で財政規律を重視する「財政健全化推進本部」と鋭く対立した経緯がある。年末の予算編成を控え、積極財政派の発信力が低下すれば、政府の経済対策に影響を与える可能性がある。
 安倍氏が参加した議連は党内抗争の舞台装置でもあった。昨年9月の総裁選前、党内の主導権争いが激化し始めた際に安倍氏は盟友の甘利明前幹事長が会長を務める「半導体戦略推進議連」に最高顧問として参加。同時期に二階俊博元幹事長が主導した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」推進議連にも最高顧問として名を連ね、党内政局の「バランサー」としての役割も担った。 同議連は活動再開を模索しているが、FOIP構想の提唱者である安倍氏を失い、「今後の活動のイメージがまだわかない」(議連幹部)という。(大島悠亮)
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20220716
<ほそかわ>
 自民党内の議論で、安倍氏の抜けた穴は大きい。保守、財政、外交・・・あまりに大きいですね。
 自民党最大派閥の安倍派は、会長を置かずに集団指導体制へ。やがて分裂は必至でしょう。
 自民党から真正保守が縮小し、リベラル色が強くなることも予想されます。
 安倍氏の死の影響は、一政党における影響にとどまらず、日本という国の全体にどれほど大きなマイナスをもたらすか分かりません。さらにアジアと世界に対しても、想像以上に大きなマイナスをもたらすでしょう。

20220716
 こんな立派な政治家を失ったのです。
 2012年から約10年の総額が約1億円とのことです。
 山上君に知ってほしかった。

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加藤清隆(文化人放送局MC)
 安倍総理が在任中ずっと毎月給与の30%(73万円)を、東日本大震災の復興支援のために返納し、その額が1年間(註 10年?)に9640万円に上るという。大震災発生直後、安倍氏は4トントラックに救援物資を満載し、被災地を回っていたという。本人は言わないから報道もない。だが私達は大変な宝物を失ったのだ。
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 次回に続く。

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