ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

この50年15~「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現へ、イスラーム教過激派のテロリズムが横行

2022-04-07 08:52:21 | 歴史
5.「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現へ(2016, H28~)

 安倍元首相は、強大な中国を封じ込めるため、「自由で開かれたインド太平洋」構想を打ち出した。米国のドナルド・トランプ前大統領は、この構想に賛同し、自国のインド太平洋政策に組み入れた。「自由で開かれたインド太平洋」構想の中核となるのは、日米豪印の4カ国である。これらの国々が行っているのが、「クアッド(日米豪印戦略対話)」である。2021年初めての首脳会談がオンライン形式で行われた。アジア太平洋地域の安全保障に協力的なイギリス、フランス、ドイツなどとの連携が拡大することが目指されている。

関連掲示
・拙稿「21世紀型の日英同盟の実現を~日本とインド太平洋地域の対中防衛のために」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-14.htm

6.イスラーム教過激派のテロリズムが横行(1990年代後半~)

 米ソ冷戦の終結後、地域紛争が増加し、宗教的・民族的な争いが複雑化した。また国際的なテロリズムが世界中に拡散した。2001年(平成13年)9月11日の米国同時多発テロ事件をきっかけに、米国とイスラーム教過激派の対立が激化した。アメリカは同年10月、アフガニスタンに侵攻し、20年間戦争を続けた。だが、民主化の成果を上げることが出来ず、2021年(令和3年)8月、バイデン大統領のもと米軍は完全撤退した。すると、タリバンが政権に復活した。アルカーイダ、「イスラーム国(IS)」等も中東・西欧・東南アジア等で活動している。

関連掲示
・拙稿「イスラームの宗教と文明~その過去・現在・将来」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-2.htm
・拙稿「いわゆる『イスラーム国』の急発展と残虐テロへの対策」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12w.htm
・拙稿「9・11から20年~米国は衰退を加速し、アフガンはタリバンが奪権」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-18.htm

 次回に続く。

************* 著書のご案内 ****************

 『人類を導く日本精神~新しい文明への飛躍』(星雲社)
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/cc682724c63c58d608c99ea4ddca44e0
 『超宗教の時代の宗教概論』(星雲社)
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/d4dac1aadbac9b22a290a449a4adb3a1

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