◆◇◆塾と勉強 Q&A 01◆◇◆
Q 01「ケアレスミスが直りません」
A 01「まず、ケアレスミスとは、どんなミスですか?」
● 「ウチの子、ケアレスミスが直らなくて・・・」
● 「ケアレスミスなので大丈夫!」
たまに、保護者の方や子どもから聞く言葉です。
まず、ケアレスミスとは何か、国語辞典で調べてみましょう。
「ケアレス・ミス(careless mistakeから)」
“不注意による小さな間違い”とあります。
まだ具体的でなく、わかりにくいですよね★
子どもに「ケアレスミスってなに?」と聞いてみましたよ。
● 計算ミス
● 漢字ミス
● 英単語ミス
・・・などが出てきました。
そこで、私の定義を言いますね。
「計算ミス」は単なる間違いで、ケアレスミスではありません。
計算を間違えているのは・・・。
● 根本的にわかっていない
● 練習不足
● 集中して解いていない
漢字を間違えているのは、原則、覚えていないだけです。
英単語を間違えるのも、同じ理由ですね。
単なる勉強不足だと思います。
「漢字ミス」「英単語ミス」は、ケアレスミスではありません。
それを「ケアレスミスだから・・・」と言っているのはどうでしょう。
「ケアレスミスだから大丈夫」と感じているようですね。
だから、いつまでもミスを続けるのではないですか?
ケアレスミス、私の定義は・・・。
● 算数・数学で、答えの単位を書き間違えた
● 算数・数学で、答えの単位を書き忘れた
● 英語の穴埋め問題で、大文字・小文字を間違えた
・・・とりあえず、このくらいかなあと思います。
だから、アビット新白岡校の確認テストでは「△」がつきますね。
まあ、英作文の問題なら、ある程度何か書いてあれば「△」。
漢字テストでない漢字間違いなら「△」の場合はあります。
でも、どう考えても・・・。
● 算数・数学で、計算間違いは「×」
● 漢字テストで、漢字を間違えれば「×」
● 英単語のテストや穴埋めのテストで、英単語を間違えれば「×」
つまり、「計算ミス」「漢字ミス」「英単語ミス」は・・・。
原則、ケアレスミスではありません。
「計算ミス」なら、以下のことを考えましょう。
● 単なる勉強不足なら、練習をする
● あせって計算しない、落ち着いて計算する
● 余裕だと思って雑に計算しない、丁寧に計算する
● 簡単だと思ってボ~っと解かない、集中して計算する
● 目の前のテストを甘くみない、真剣に計算する
・・・当たり前ですが、これらを心掛けましょう。
真剣勝負である検定や模擬テスト(有料)を受検して・・・。
「間違えたときの、もったいなさ」
これを感じさせるのも、よいかもしれませんね。
まず「ケアレスミス」がどんなミスなのか定義すること。
そして、子どものミスを注意深く見てください。
けっこう、ケアレスミスでない間違いが入っているかもしれません。