ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

Q 19「塾は、何年生から行けばいいの?」

2019-05-25 | 塾と勉強 Q&A

◆◇◆塾と勉強 Q&A 19◆◇◆

Q 19「塾は、何年生から行けばいいの?」

A 19「小5から、算数週1回でもいいので、と言っています」

パンフをもらいに来た保護者から、聞かれたことがありますよ。
「塾は、何年生から行けばいいんですか?」

私は、いつもこんな感じで答えています。
「小5から、算数週1回でもいいので、塾を使うといいと思いますよ」
塾ということは、学校よりも少し上のレベルで勉強するという前提です。

このようなことを言うのには、理由があります。
算数・数学は(英語も)「続きモノ」なので・・・。
昨年の勉強ができない場合、今年の勉強ができないことが多いからです。

理論的には、昨年のカンタンなことができないのに・・・。
今年の難しくなったことができるはずがないというか。

算数・数学について、しっかりと勉強したほうがいい学年は・・・。
小5からだと思っています。
小5の算数は、計算はモチロンのこと、「割合」「円」などがあるので。

特に小5は、「割合」(小数の「割合」)がポイントかなあと思っています。
学校では、詳しく勉強しないようです★
ここで、「○割引」とか「○%増し」の式まで、しっかりやりたいですね。

これらは、中1の「文字と式」あたりでも、また出てきますから。
小5、小6(分数の「割合」)で鍛えておかないと・・・。
中1で、イチから説明になってしまいがちです。

小6の算数なら、特に「速さ・時間・距離」を鍛えておきたいですね。
あとは、「比と比の値」(比例配分も)あたり。
これらは、中学校でも、ずっと出てくる重要な内容なので。

あとは、全般的に図形を勉強させておいたほうがいいと感じています
すべて、中学校につながっていきますね。
「小学生のうちは、計算さえできれば・・・」は、ダメだと思っています

小5、小6の算数を塾などで勉強しないのなら・・・。
次は、中1からは勉強させたいですね。
中1の最初、「正負の数」「文字と式」「一次方程式」の計算がポイントかと。

たとえば、「正負の数」なんかは、学校だけでも「わかる」わけです。
「3-5=-2」とか、カンタン、これ以上教わらなくてもいい、という感じ。
それで、安心してしまっている子どもと保護者がいます★

ただ、実際には「正負の数」の累乗の計算や四則混合計算になると・・・。
「できない」ということが出てきます。

● 根本的に「わからない」
● 「わかる」けれど「できない」

・・・この、どちらかです。

この計算を、学校以上に練習させておかないと・・・。
中3くらいになっても、ずっと計算ミスをしている感じです(もしくはできない)。
中2から塾、中3から塾の子どもは、このパターンがあります。

小5、小6からが理想、それがダメなら中1から・・・。
途中の式の書き方なども教えて、書かせて、こちらで確認することです。
カンタンなことばかりやっていても、途中の式を書く習慣がつきません。

算数でこれをしておくと、できる子どもは数学が得意になります♪
できない子どもでも、数学の計算だけは正解させることができます。
中1は、落とせないという感じがしますね。

英語については、アビット新白岡校では、小6(小5)でも勉強していますが・・・。
「できなくなる前」「苦手になる前」の中1から勉強させたいですね。
英語は、他の教科の学力がまともな子どもなら、中1からでもいい気がします。

アビット新白岡校では、中3については・・・。
夏休み以降は、入塾してもらったことがありません。
まあ、残念ながら問合せも、ほとんどありませんが★

あと、中3でガッツリ偏差値【SS 40】台、学年順位の下位2割だと・・・。
もう、集団指導を理解する力がないように思っています。
だから、「1対1」か「1対2」の個別指導専門塾がいいかもしれません。

大学生の先生の「補助付き」なら、動いていけるかなと。
そのほうが、できない子どもにとっては、いいかなと思っています。
もう、中学校の授業もわかっていないはずなので。

最近、ある人から・・・。
「塾は中3からでいいという風潮は、半分は塾側に責任がある」
・・・そのようなことを言われました。

「塾は中3からで大丈夫」 そう言っている塾があるということでしょうか?
私は上記の通り、思ったことも言ったこともありません。

あと、保護者に、こんなことを言われたことがありますよ。
「小5から塾と言っているのは、どうせ営業でしょう?」
まあ、この記事を読んでもらって、あとは個人の考え方になりますね・・・。

気になるのは、中3の1学期からアビット新白岡校に来た子ども。
その子どもの学力の伸び具合ですね。
人数は少ないですが、ザックリと紹介しておきます。

● 2割は、全体的にけっこう伸びた
● 6割は、一部の教科が伸びた
● 2割は、頑張ってはいるが変わらない

・・・このような感じです。

「全体的にけっこう伸びた」子どもには、ある特徴があります。
中3の1学期にアビット新白岡校に来た時点で・・・。
北辰テスト(模試)の偏差値が【SS 55】くらいあったのです。

今まで自力で勉強していて【SS 55】って、なかなかやりますね♪
このくらい土台があると、鍛えるとより伸びるという感じです。
最終的には、【SS 60】を軽く超えるくらいになりました。

でも、同時に残念に思うこともありますよ。
「この子ども、小5から算数をやっていれば、もっと伸びたのに」
まあ、タイムマシンでもないと戻れませんが★

中3から週2回、塾に通ったとしても・・・。
少し上のできる子どもも、すでに週2回、塾に通っています。

同じことをしていても・・・。
相対的なもので、少し上の子どもを抜くのは難しい場合があります。
相対的なものというのは、学年順位や偏差値のことです。

ある子どもは、小学校からクラブチームでサッカーをやっていて・・・。
中学校でも、ほぼ毎日、サッカー部で練習している。

一方、別の子どもは、中3からサッカー部に入部して・・・。
中学校で、ほぼ毎日、サッカー部で練習している。

単純に考えたら、中3からサッカーを始めても・・・。
クラブチーム上がりの子どもより上手になることは、なさそうです★

小5から、算数週1回でもいいので・・・。
「学校よりも少し上」のレベルで、鍛えておきたいです☆

--------------------------------------------------------------------

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Q 18「なぜ塾に行っているの... | トップ | アビット新白岡校 時間割&... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

塾と勉強 Q&A」カテゴリの最新記事