◆◇◆『逆転力~ピンチを待て~』指原莉乃〔さしはら・りの〕(HKT48)著(講談社)◆◇◆
「さしこが語る逆転の秘訣!」
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
---------------------------------------------------------------------
④ライバルはいない
私は、人と競おうという気持ちがもともと欠けている。
昔から、ライバルはいない。
自分と相手を比べて・・・。
私はここが劣っているとか、追いつきたいということはない。
そういう存在を作ることで、成長しようと思ったこともない。
周りを見て・・・。
「ライバルっていたほうがいいんだな」と思ったこともない。
私は誰かに対して・・・。
「勝った」とも思いたくないし。
「負けた」とも思いたくない。
人と比べて、勝った負けたで気持ちを上下させるようなことはしない。
自分は自分だと思っている、いつも、常に。
---------------------------------------------------------------------
和田秀樹〔わだ・ひでき〕さんの言葉を思い出しました。
和田さんは、精神科医、受験アドバイザー、評論家です。
受験、勉強、仕事についての書籍を何冊も書いています。
その言葉を聞いてみましょう。
---------------------------------------------------------------------
よく「勉強ばかりしていると協調性のない子どもに育つ」と言われるが、そうなるか否かは、教える側の「メッセージの送り方」によるところが大きい。
世の教師たちの多くは、「周りは皆ライバルだ」と生徒に吹き込みがちだ。
そういう環境では、勉強に励む子どもほど性格が悪くなってしまうだろう。
---------------------------------------------------------------------
和田さんの言葉は以上です。
勉強について、ライバルの存在を考えてみます。
人を蹴落としてでも上に行こうとか。
ライバルと比べて自分は上だと感じることで・・・。
偽りの自尊心を満たすとか。
ライバルに比べて劣っていると・・・。
より劣った相手を見つけて下方比較をして安心するとか。
どちらかというと、マイナス面が思いつくことが多いです★
結局、ライバルのレベルをどこに設定しているか・・・。
それ次第のことだと思うのです。
そうではなくて、自分がどう動いていくのか。
昨日の自分より、今日の自分は勝っているのか。
前回の自分の記録を、今回の自分は破ることができるのか。
勉強でもスポーツでも、上に行けばいくほど・・・。
「自分に勝つ」を考えるようになるのではと思います。
ちなみに、この書籍の作者は、HKT48(当時)の指原莉乃さんです。
指原莉乃さんの公式HPは、↓をクリック。
https://avex.jp/sashihararino/index.html
指原さんは競わないで、「土俵を替える」と考えるそうです。
かわいい人、歌が上手い人、演技が上手い人・・・。
芸能界を見渡すと、これだと上には上がいます。
だから、そこでは比べないで、自分だけの武器を探すわけです。
成功している人の考え方は、勉強になりますね☆
「自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ」
(ビル・ゲイツ Bill Gates アメリカ合衆国の実業家、慈善活動家、技術者、プログラマ、作家、教育者)
---------------------------------------------------------------------