ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

中3理社 北辰テスト対策講座(2024年度・令和6年度 第5回)

2024-09-29 | 本日の授業

写真は、240928、中3北辰テスト対策講座(理社)です。

240918の新聞記事に「『本読まない』6割超」がありました。

「国語世論調査『スマホ・ゲームに時間』」ともあります。

記事を少し見てみましょう。

----------------------------------------------------------------------
2023年度の「国語に関する世論調査」、文化庁が240917に発表。

調査は、2024年、1~3月に実施。
全国の16歳以上を対象に、6000人のうち3559人が回答。

1ヵ月に電子書籍を含め、何冊の本を読むか?
62.6%の人が「読まない」と答えた。

過去の調査では、「読まない」が5割を超えたことはない。
前回の2018年度は、「読まない」は47.3%。

2023年度、読書量が減っている理由は?

● 情報機器で時間が取られる 43.6%
● 仕事や勉強が忙しくて読む時間がない 38.9%
● 視力など健康上の理由 31.2%
● テレビの方が魅力的である 19.8%
----------------------------------------------------------------------

まあ、スマホのパワーですよね。
ゲームといっても、スマホでゲームをしていることも多いとか。
中3生くらいになると、スマホ所持者は、80%くらいかも。

私は、新コロ突入後に、ガラホをスマホに変更。
スマホを持って、3年くらいが経ちました。
メカに弱いので、いまだに使いこなせていませんが★

私は、人よりはスマホを使わないし、YouTubeもあまり見ないのですが。
スマホで、自分用にカスタマイズされたニュースなどを多く見ます。
あと、友だちのLINEグループに投稿することも多いかも。

本は、1ヵ月に1冊読むくらいになっている感じ・・・。
この仕事を始めてからの昔のほうが、断然読んでいましたね。
本は買うのですが、「積ん読」(本を積んでいるだけで読まない)が多いです★

スマホだと「受け身」のイメージ。
本だと「主体的」のイメージ。
本は好きなので、意識して読むようにしたいです。

スマホの短文に慣れてしまわないように・・・。

さて、写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前240928の土曜日で2教科(理社)です。

北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/

理科の問題を見てみましょう。

大問4 問5「水とエタノールの混合物である液体A、液体Bについて、その体積と質量を正確に測定したところ、下のような結果が得られました。また、水とエタノールの密度を示してあります。同じ体積あたりの液体A、液体Bにそれぞれ含まれるエタノールについて、その体積の比を、最も簡単な整数の比で表しなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい

「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。

● 液体A・・・体積2.5㎤、質量2.40g
● 液体B・・・体積2.0㎤、質量1.76g

● 水の密度・・・1.00(g/㎤)
● エタノールの密度・・・0.80(g/㎤)

・・・以上が、出ている資料です。

あとは、密度の公式を覚えていることが必要です。
最初の公式だけ覚えて、あとは変形させれば大丈夫。

● 密度(g/㎤)=質量(g)/体積(㎤)

● 体積(㎤)=質量(g)/密度(g/㎤)

● 質量(g)=密度(g/㎤)×体積(㎤)

いつものことですが、なんだか手間がかかりそう・・・。

エタノールの体積を求めるので、それをxとyにすること。
それぞれの体積はわからないので、「質量の」式をつくって解くこと。
この2つがポイントです。

それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。

----------------------------------------------------------------------
液体Aの密度は? → 2.40/2.5=0.96(g/㎤)

液体Bの密度は? → 1.76/2.0=0.88(g/㎤)

液体Aの体積1.0㎤(Bと同じ体積で考える)に含まれるエタノールの体積をx㎤とすると・・・

エタノールの質量は? → 0.80×x=0.80x(g)

水の体積は? → (1.0-x)㎤

水の質量は? → 1.00×(1.0-x)=1-x(g)

液体Aの体積1.0㎤質量は? → 0.96×1.0=0.96(g)

エタノールの体積x㎤は? 
質量の方程式をつくって解く 「エタノール+水=液体A」

→ 0.8x+(1-x)=0.96
         1-0.2x=0.96
        100-20x=96
         -20x=-4
            x=0.2(㎤)

同様に液体Bの体積1.0㎤(Aと同じ体積で考える)に含まれるエタノールの体積をy㎤とすると・・・

エタノールの質量は? → 0.80×y=0.80y(g)

水の体積は? → (1.0-y)㎤

水の質量は? → 1.00×(1.0-y)=1-y(g)

液体Bの体積1.0㎤質量は? → 0.88×1.0=0.88(g)

エタノールの体積y㎤は? 
質量の方程式をつくって解く 「エタノール+水=液体B」

→ 0.8y+(1-y)=0.88
      1-0.2y=0.88
         100-20y=88
          -20y=-12
            y=0.6(㎤)

したがって、同じ体積あたりに含まれるエタノールの体積の比は?

→ 液体A:液体B = 0.2:0.6 = 2:6 = 1:3

答えは、「液体A:液体B=1:3」です。
----------------------------------------------------------------------

この書き方そのものでなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。

↑前フリのあるプリントを配布しているので、簡略化して書いています。

各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題の通過率は4.1%と、かなり難しいです★

この回、北辰テストの偏差値【SS 70】以上は、全体の2.5%ですから・・・。
そのトップ層あたりが、部分点を出している感じか。
普通の子どもは、途中まででも何かしら書ければいいかなと思います。

さて、もう10月になります、早いですね~。
中3生は、私立高校の説明会に行って、個別相談をしていますか?
埼玉県の私立高校入試は、事前に個別相談をするやり方がほとんどです。

個別相談にて、私立高校の先生に見られる北辰テストの偏差値は・・・。
第3回(7月受験)~第7回(12月受験)までの、よい偏差値2回の平均。
2024年度、私が説明会に行っている私立高校は、これが8割くらいです。

中3生は、「毎月毎月、北辰テストでイヤだ~」と思いますか?
まあ、ほとんどの中3生が思っているかも★
中学校では東部地区学力検査もありますし、たしかに大変だと思います。

でも、回数が多いほうが、よいものを2回出せる確率は上がりますよ。
もし2回勝負ならラクではありますが、両方失敗したらどうします?
「この偏差値じゃ、志望校の○○高校の基準に足りな~い」となります。

宝くじなら、1枚買うより10枚買ったほうが当選確率は上がります。
北辰テストには、お金も時間もかけているわけですから・・・。
「チャンスなんだ!」と思って、前向きに受験するといいと思いますよ。

低い偏差値はイヤなものですが、それは私立高校の先生には見られません。
なるべく早い段階で、自分の高い偏差値BEST 2を叩き出して・・・。
自信を持って、私立高校の個別相談に向かいたいものですね。

私立高校の先生が見るラストの北辰は、12月に受験する第7回です。
現在、偏差値の基準が足りなくても、まだ時間はあります。
最後まで、あきらめないことですね。

埼玉県の公立高校第一志望の中3生は、ラストの北辰が来年の1月です。
公立高校入試直前の、自分の学力を計っておきましょう。
本当に、その志望校で合格しそうなのか、それとも難しいのか?

高校入試直前に張り切って勉強するのは当たり前です。
普段やっている勉強こそ、イチバン大事です。
差がつくのは、普段の勉強ですよ☆

↑この日の最高偏差値は、K君の社会、偏差値【SS 67.9】でした。
 社会の1ケタ通過率の難問、2問中、1問は正解させていました、やるな~♪

----------------------------------------------------------------------

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中3北辰テスト過去問の数学、... | トップ | 中1数学 篠津中、第2回定期... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

本日の授業」カテゴリの最新記事