◆◇◆『12歳までに「絶対学力」を育てる学習法』糸山泰造(草思社)より◆◇◆
どうしてこんなに考える力がないのか?
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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⑥「視考力」という絶対基礎学力
視考力とは、文字や言葉といった記号を引き金にして、視覚イメージの再現・操作・選択をする能力です。
とくに言葉から明確なイメージを再現する練習は、万能力である視考力という絶対基礎学力を育てます。
視考力は全教科で効果を発揮します。
頭のコントロール(思考)も体のコントロール(運動)も、視覚イメージが大きく関与しているからです。
つまり、視考力を活用した教育法を取り入れれば、現行の制度を変えることなく、受験勉強も含めたあらゆる学習に絶大な効果を発揮し、感性豊かな本当の学力である「高度な思考力」を養成できるのです。
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実際に目の前にないことでも、想像力を使って・・・。
あたかも目の前にあるように思うことができる。
そして、その目の前にあるように思えるものを、操作することができる。
さらに、自分や周囲に有益なものをもたらすことができる。
これが「勉強ができる」だけでなく、「頭がいい」ということとします(別の切り口、言い方もあると思いますが・・・)。
これができると、国語の文章読解問題でも効果を発揮すると思います。
文章を読んだだけで、状況がリアルに思い浮かぶ。
あとは、文章を読んで行動や心情を読み取ればいいでしょう。
算数や数学の文章問題にも効果を発揮します。
練習方法は、とにかく絵を描くことだと本書には書いてあります。
文章問題をパッと見ただけで「わかんな~い」と言うような・・・。
考える力のない子どもが多いですよね★
絵を描いたり、線分図を描いたり・・・。
これをすることで、文章問題の状況が視覚的に見えてくるのですね♪
モチロン、文章問題は解きやすくなります。
指導者側が絵を描いてあげるのではなく、子どもが絵を描くようにすること☆
児童期には、この練習が「視考力」を育てるようですね。