2人目の講演者、岩佐教育研究所の岩佐桂一さんの話にて。
特に気になったことがありました。
● 公立上位校の倍率について
● 平成25年度、埼玉県公立高校入試、ボーダ予想について
● 埼玉県の中学校、公的テストについて
・・・この3点です。
まず、「公立上位校の倍率について」です。
平成25年度入試にて、浦和高校と浦和一女高校の募集人員を・・・。
それぞれ1クラスずつ増やしましたよね。
1クラスは、40人と考えます。
その結果・・・。
浦和は、昨年度の1.26倍から1.50倍へ。
浦和一女は、昨年度の1.36倍から1.26倍へ。
倍率は、増えた場合と減った場合がありました。
募集人員の増員は、していませんが・・・。
大宮高校は、昨年度の1.43倍から1.52倍へ。
他の上位校も含めて見ると、倍率は上がっている感じです。
「1.5倍なんて、たいしたことない」とみる人もいるようですね。
でも、同じくらいの学力、しかもできる子どもです。
それで1.5倍ということで、なかなか大変だと感じます★
学力が高ければ、同じくらいの得点力になるので・・・。
1問、2問の正解の差が、合否を分けるかもしれません。
なかなかsevereな勝負ということになりますよね。
「だったら、平均点の低い数学で勝負がつくのか?」
そう思う人もいますよね。
平均点の低い数学は、点数の幅が広がると思われますから。
理論的には、そうなのですが・・・。
「数学は、ある程度までしか取れない。だから差はつかない」
そういった意見もあります。
難しいところは、誰もが取れないと考えられます。
同じくらいの学力なら・・・。
同じくらいの学力の子どもが、取れるところを取って終わりと。
実際には、どちらか一方の考え方に振り切れることはありません。
その年度の平均点なども含めて・・・。
どちらかの考え方の割合が増えるという感じでしょうね。
次に、「平成25年度、埼玉県公立高校入試、ボーダ予想について」です。
内申&得点での予想、公立高校の上位校の一部を紹介します。
「内申」は、中学校でつくる「通知書(調査書)」です。
1学年分の満点が「5段階×9教科=45点」となります。
下に「内申43」などとあるのは・・・。
各学年の平均を書いているのだと思います。
◆ 浦和
内申43だと学力検査410~内申40だと学力検査415
◆ 浦和一女
内申44だと学力検査405~内申41だと学力検査410
◆ 大宮
内申43だと学力検査405~内申40だと学力検査410
◆ 市立浦和
内申42だと学力検査380~内申39だと学力検査385
実際には、各年度の学力検査の平均点にもよります。
1年生、2年生、3年生で、内申の比重が違うこともあります。
あくまでも、目安で考えておくことだと思います。
最後に、「埼玉県の中学校、公的テストについて」です。
我が白岡市は、「東部地区テスト」を受けています。
一般的に、「実力テスト」と言われることが多いですね。
東部地区とは、以下の地域のことです。
越谷、春日部、吉川、三郷、八潮、久喜、蓮田、宮代、幸手、白岡、杉戸、松伏
地域によっては・・・。
公的テストの偏差値【SS】を出しているようです。
やはり、相対的な【SS】は・・・。
自分の位置が、わかりやすいですよね。
東部地区内の志望校だと・・・。
ある程度、順位などもわかることがあります。
ただし、東部地区外の志望校の場合は・・・。
志望している生徒数が少ないので、あまり役に立ちません★
「10人中5位」と言われても、あまり嬉しくないはずです。
本当の志望者は、その20~30倍いるかもしれませんからね。
だから、埼玉県全域での自分の位置を知るのには・・・。
埼玉県全域で行っている、「北辰会場テスト」を受験することですね。
その【SS】なら、埼玉県内での自分の位置がわかります。
「公的テスト」「北辰テスト」とも、平均点は50点くらい。
埼玉県公立高校入試と同じくらいのレベルで作られています。
たとえば、ここ↓に4つのテストの平均点があります。
http://blog.goo.ne.jp/kavid060327/d/20130116
ここで点数が取れれば、当日の入試問題(学力検査)でも・・・。
点数が取れる可能性がありますよ。
もちろん、実際の入試問題の過去問も勉強した上で、ですが。
中3生は大変ですが、学校の「定期テスト」と共に・・・。
「公的テスト」「北辰テスト」でも、力を発揮していきましょう☆
---------------------------------------------------------------------