120522、『37歳で医者になった僕』の第7話を見ました。
紺野祐太(草彅剛)は、ある人に話しています。
それは、以前事故にあったらしく、足が不自由な人です。
本人は、色々なことを自分の足のせいにしている感じです。
少し足を引きずりながら、自分で歩けるのですが・・・。
走ることは難しそう。
いや、「どうせムリだ」と思っているようです。
でも、本当は足を引きずりながらですが、軽く走れます。
そんなとき、紺野が言った言葉です。
---------------------------------------------------------------------
線を引いているのは誰なんですか?
他人の引いた線は、簡単には消せないかもしれません。
でも、自分の引いた線は、越えられると思います。
足が不自由でも、心が不自由でなければ。
---------------------------------------------------------------------
「自分の引いた線」は、教室の子ども見られることですね。
「思い込み」とも言い換えられると思います。
実は、勉強の一番の敵は「思い込み」と言われています。
主に、算数と数学の実例を、3つほど見てみましょう。
①はじめから否定語を使ってあきらめる
● 「絶対(100%)ムリ」
● 「できるわけがない」
● 「わかんない」(←考えないで言う)
● 「習っていない」(←忘れている)
「ムリと言ったら、やっぱりその通りになるから。そう言わないで、何とか考えてみるのが大事なんじゃない?」
私は、基本的に、こんな感じで冷静に諭します。
でも、あまりにもいつも言われると、私もヒートするかも。
上記の内容を、キツイ言い方で、大声で言われるでしょうね★
「わからないのは自分のせいじゃない。自分は被害者だ」
誰かのせいにしているようにも聞こえます。
誰かのせいにすると、心理的にラクですからね~。
もちろん、その問題を考えた末で出た言葉の場合や・・・。
私から見ても「これは難しいだろうな」というものはノー問題です。
②間違えた答えを「合っている」と思い込む
ごくまれなのですが、すでに「×」が付いているのに・・・。
「これって、合ってるんじゃないの?」
そう食い下がってくる子どもがいますね★
まあ、すでに「×」がついているんだから・・・。
自分の思い込みは、一旦横に置くとよいと思います。
「だったら、違う考え方で解いてみるか」
そんな感じで、頭を切り替えて考えられるとよいですよね。
③間違えたやり方で「いい」と思い込む
さらにまれなのですが・・・。
自分が「正しい」と思い込んでいるやり方にこだわる場合ですね。
答え、そして式(やり方)も、普通に間違えています。
私は「これって、式が違うよ」と言うのですが・・・。
子どもは「僕は、これでいいんです」と。
いや、いいって・・・。
そのやり方だと、永遠に答えが出ないのですが★
本当に難しい場合は、素直に教わればよいだけのことですよ。
もしくは、子どもが「こう教わったので」と言っている場合も。
う~ん、おそらく誰も言ったことがないはずだけど★
私も気を付けますが、おそらく子どもの思い込みだと思います。
主に、算数と数学の3つのパターン、どうでしたか?
これらのパターンで、「自分で線を引く」場合が見られますね。
どうやら、あまりよいことはなさそうなのです★
私も仕事にて、自分で線を引かないように気をつけたいものです。
それは、思い込みを一旦捨てて、心を柔軟にすることでしょうか☆
『37歳で医者になった僕』、最終回まで見ましたよ。
悲しいことがあって少し時間が過ぎても、紺野は残っていましたね。
紺野がどう変わったのか、またどこかで見てみたいです。
「あなたの目標を妨げる唯一の障害は、あなた自身が心の中に勝手に作った壁だけなのです」
(ブライアン・トレーシー Brian Tracy アメリカの著述家、講演家)
---------------------------------------------------------------------