◆◇◆『1日5分 頭がよくなる習慣』佐藤伝(さとう・でん)著(中経出版)より◆◇◆
勉強が苦手な人でも驚異的なスピードで成績を上げた!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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④一人で学ぶことを楽しむ
勉強は、基本的に一人でするものです。
一人で学習する、研究するという、この孤独を楽しむ心の余裕がないと、学習の成果は期待できません。
一人でいることを楽しむ。
味わう。
感謝する。
そういった心のキャパシティの大きさが、自分自身を次のステージへと押し上げていきます。
古来から壺中有天〔こちゅう、てんあり〕(自分の現実生活の中に別天地を持とう)というように、自分の書斎をもちましょう。
立派な個室でなくても、どこか部屋のすみっこに自分だけのスペースを設けてください。
狭くてもいいから、ここが自分の空間なんだ、というスペースを確保して、そこで静かに「一人学習」をするわけです。
私たちはいつも、テレビの音や電話の音、車の騒音や話し声など、実にさまざまなノイズの中で生活しています。
そういうノイズを排除した、静寂のある一人の時間と空間。
それを確実に確保する習慣をつけて、そこで学習します。
この習慣がある人と、気分がのったときにしか勉強できない人とでは、たった数年で雲泥の差が生じてしまうのです。
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子どもは、集団指導を受けたり、個別指導を受けたりするわけです。
でも、最終的には「ひとり学習」の時間が必要だと思います。
授業で習ったことを自分で練習して、定着させることです。
だから、家庭での学習時間は、とても重要です。
私は、中学生が北辰会場テスト(模試)を受験する前・・・。
必ず、北辰会場テストの過去問を勉強します。
アビット新白岡校で、過去問を勉強させるためです。
そのときに、もちろんひとりで・・・。
音もなく静かに勉強するのが数学の問題です。
社会などとは違い、考えること、思考することが必要ですから。
問題は、「A問題」→「B問題」→「C問題」→「D問題」・・・。
この順番で難しくなりますが、特に「D問題」です。
これは、ひとりで集中しないと理解できないことがあります★
音楽が流れていたり、テレビが付いていたり、誰かがいたり・・・。
この状態では、なかなか理解することができません。
理解できないと、教えることもできませんからね。
私の場合も、静かに「ひとり学習」することが必要です。
仕事についての本を、真剣に読むときなどもそうですね。
小中学生でも、おそらく同じだと思いますよ。
学校でも塾でも、大勢で、ず~っと一緒に勉強しないといけない。
もしくは、そのほうが、勉強ができるようになる。
そんな思い込みを持っている人はいませんか?
ひとりで学ぶことを、楽しめるようになりたいですね☆
「高く登ろうと思うなら、自分の足を使うことだ。高いところへは、他人によって運ばれてはならない。人の背中や頭に乗ってはならない」
(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ Friedrich Wilhelm Nietzsche ドイツの哲学者)
・・・次回ラスト。
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