◆◇◆『自分は評価されていないと思ったら読む本』小笹芳央(おざさ・よしひさ)著(講談社)◆◇◆
自分自身を上手にコントロールして、現状から脱却する方法!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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②不幸や不運を、人のせい、環境のせいにしていませんか?
もし、今の自分の境遇に不満があるなら、今の自分を「厚遇」に導くチャンスに出合っていても、それを活かせなかったか、気づかなかったか、選択できなかったか……そのいずれかでしかありません。
他人や環境に責任を押しつけるのは、簡単なことです。
・ 家が貧しかったから留学できなかった。
・ 親が教育に熱心ではなかったから、塾に通えなかった。
・ 学校の先生が別の学部を進めた。
・ 不況だったから、志望する会社に全部不合格になった。
・ 優秀な同期がいたから、自分には重要な仕事が回ってこなかった。
どれも、聞けば「一理あるかもしれない」と思います。
そう思う気持ちも、理解できます。
でも、そういった他人の言葉や与えられた環境を、乗り越えよう、打ち砕こうとせず、流されてきた「自分」もそこにいるはずです。
他人や環境に責任を押し付けていたら、そこで思考停止します。
自ら何かを変えていこうとする意志は生まれません。
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何かが上手くいかないと、つい自分以外の何かのせいにしてしまう。
あまり、思いつめるのもよくないですからね。
それで気分がよくなることもあります。
周囲に影響のないことなら問題ありません。
それにしても、上手くいかないことがあった場合です。
なぜ「自分のせい」と思えないのでしょうか?
それは、自分以外の何かのせいにすると・・・。
自分の気持ちが楽になるからです。
「これは、私のせいじゃないから」
そう思うと安心するのです。
「私の努力がないわけではない。私の能力が低いわけではない」
そう納得するのです。
しかし、ほとんどの場合で・・・。
それで何かが解決する、向上することはありませんね。
私がラーメン屋をOPENしたとします。
味はよいのに、お客さんがあまり来店しない・・・★
「場所が悪かったかも」
でも、100m先のラーメン屋には行列ができています。
「不況だから」
もう一度言うと、不況だとしても行列のできるラーメン屋もあるわけです。
「地域の人がわかってくれないから」
だから! 100m先のラーメン屋を見ることです。
地域の人がラーメン好きだとわかります。
自分以外の何かのせいにすると、滑稽な場合がありますね。
それがわかっているので・・・。
私は基本的に、自分以外の何かのせいにすることはありません。
おそらく、私のやり方で、まだ何かが足りないのでしょうね★
現状を変えたかったら、まず自分が変わることです。
難しいことではありますが、少しずつでも実践していきたいと思います☆
・・・次回へ続く。
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