◆◇◆『もっと効率的に勉強する技術!』高島徹治(すばる舎)より◆◇◆
「勉強量」よりも「学び方」で大きな差がついていた!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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⑤「自然記憶」こそ、究極の記憶術
自然記憶とは、文字通り、自然な記憶という意味です。
ことさら努力をしないで覚えてしまうこととも言えます。
自然記憶を可能にするためには、勉強するときに「なぜ」「どうして」「どういうこと」という疑問を持つことが大切です。
私はこれらを“魔法の口ぐせ3兄弟”と命名し、いつも口の端にのぼらせるようにしていました。
こうした疑問を持つことで、自分なりの賛成意見、反対意見が生まれてきますから、新しい知識を自分なりに整理し、体系立てながら吸収できるのです。
参考書で新しい内容に出会うときも、問題集で答えを導くときも、その前提や根拠を考える習慣を身につけておきましょう。
そうすれば、多くの知識を必要以上に暗記するまでもなく、自然に記憶として定着させられるようになります。
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アビットの国語読解の勉強方法と似ていますね。
国語読解問題は、たとえば選択問題にて・・・。
「1」と誤答したものを「2」と直して終わりにしても、意味はありません。
国語の読解力(問題を読み取る力、問題を答える力)は、上がらないままです★
なぜ、どうして、「1」ではなく「2」となるのか?
この根拠を、解説を読むなり、本文から探すなりで必ず見つけ出してください。
「ああ、本文のここに書いてあるから『1』じゃなくて『2』なのか~」
このように間違いを直して、発見・納得できれば・・・。
その子どもの国語の読解力は、上がるでしょう。
● 自分で、そのように直し、考えることができる
● 自分で、根拠を発見できる
● 自分で、間違いを直して、正解に納得できる
これらができるとよいと思いますよ~♪
ただただ授業を聞いて終わりにしている子どもよりも、読解力がつくでしょうね。
わからない言葉は、その本文に合った意味を辞書で調べましょう。
その問題のわきかノートに意味を書いておきましょうね。
ただただ漢字練習をするよりも・・・。
意味がわかって覚えられ、記憶として定着するかもしれません。
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⑥三つの器官を総動員するので記憶に残りやすい
人の器官をできるだけ多く使い、記憶するという原始的な手法があります。
〈五感記憶法〉と呼ぶときもあれば、〈声だし記憶法〉〈トリプル・インプット方式〉〈三重入力方式〉などと呼ぶときもあります。
どれも、同じものと考えていいでしょう。
「目で見ながら」「声を出して読み」「同時に耳で聞く」というやり方で記憶していきます。
言い換えれば、覚えるべき内容を声に出して読むだけ。
単純なだけに、誰でもできる方法です。
それでいて効果はバッチリ。このやり方は、声を出さずに読む方法の2倍の効果が期待できます。
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アビットの授業では、国語読解問題の本文を音読してもらっています。
段落ごとに、読む子どもを変えていきます。
そうすると、わからない言葉や読めない漢字などが出てきますね。
その場で教えたり、言葉の意味を質問したりもできます。
より勉強になりますよね♪
ただ、黙って子どもに問題を解かせているだけだと・・・。
子どもも、適当に読み飛ばして読んでいる可能性があります。
また、一方的に授業をしているだけでは、何もわかりませんよね★
指導員の目が届く範囲で、少人数で授業をすること。
それは、大人数の一斉授業よりも・・・。
● より多くのコミュニケーションがとれる
● よりその場にいる子どもの特徴がわかる
● より目が届くので、授業に注意を引き付けやすい
・・・そんなメリットがあります。
つまり、その子どもごとの対応を、よりきめ細かくできるということです。
どんな子どもでも、同じ指導や対応で伸びるわけではありませんから。
そこから実際の成績も伸ばしていき、やる気をUP!させたいですね☆