ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

2008年度 大学入試センター試験に思う(3)

2008-02-02 | 勉強コラム

今年度の大学入試センター試験で、目に留まったネタを検証しています。
目に留まったのは、以下の5つです。
今回は、3つ目を斬りましょう。

合格上乗せ、是か非か論争
不運なリスニングテスト
問題に尾崎豊が登場
世界史Aの問題に正解2つ
受験生ホテル高級化

問題に尾崎豊が登場

これは、渋いネタではありませんよ~。
『ブログ・アビット』でも、070813「尾崎豊から学ぶ」で登場の尾崎豊。
なんと、大学入試センター試験の「現代社会」にも登場です。

尾崎豊の公式HPは↓をクリック。
http://www.ozaki.org/

さあ、「現代社会」第5問の一部をみてみましょう。

---------------------------------------------------------------------
 歌も、しばしばその時代の人々の心情を代弁する。1980年代には比較的軽快な歌も数多く生まれたが、尾崎豊は、もがき苦しむ青年の気持ちを謳った「十五の夜」、「卒業」などメッセージ性の高い歌を発表した。校内暴力が社会問題となった時代背景のなかで生み出された彼の歌は、対抗文化の持つ意義について、今でも人々に考えさせるところがある。
---------------------------------------------------------------------

この文章の中の「対抗文化」にアンダーラインがあります。
「『対抗文化』に関する記述として最も適当なものは?」
この問3は、4つの選択肢の中から正解を選ぶ問題です。

答えは「既存の秩序・体制を批判し、社会変革の原動力になり得るものである」。
特に、勉強していなくても、なんとなくわかりますよ~♪
問題作成者は、尾崎豊ファンだったのでしょうか?

実は、尾崎豊は高校の倫理の教科書にも載っています。
「15の夜」という歌の歌詞が掲載されていますね。
現行の倫理の教科書11種類のうち、3種類に載っているようです。

だから、大学入試センター試験に出題されるのも、わかりますよね。

ファンだった若者が、教科書を編集したり、入試問題を作成したり。
もうそんな時代になったのでしょうね。
勉強方面で優秀な人が動いているのでしょう。

たとえば、「ガンダム」「ウルトラマン」「仮面ライダー」。
これらを小学生のときに見て育った人間が・・・。
今では、これらを作る側にまわっているということでしょうね。

私もこの世代なので、ちょっとウレシイ気がしますね。
実際、『機動戦士ガンダムSEED』というアニメがありますが・・・。
作成に関わっていたのは、私の学生時代の同期ですからね♪

私の世代がスキだったもの。
そして、私たちの世代。
そこから、なにか人々の心に残るものが生まれると楽しいと思います☆

・・・次回へ続く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする