西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン ー206ー ( キティ・ウェルズ 1 )

2012年08月05日 | 懐かしのカントリースター

Kitty Wells (1)・・・・・キティ・ウェルズを偲んで (1919~2012 テネシー州出身)

英国盤 Stetson Records HAT-3009 Kitty Wells Sings Songs Made Famous By Jim Reeves

(1)Four Walls (2)Billy Bayou (3)Is It Really Over ? (4)I'm Gonna Change Everything (5)I Won't Forget You (6)She'll Have To Go (7)Welcome To My World (8)Bimbo (9)Am I Losing You ? (10)According To My Heart (11)Guilty (12)This Is It


1980年代でしたか、イギリスの Stetson Records 社というところからアメリカの古いカントリーLPレコードが大量に発売され始めました。それこそLPレコード最後の華といってもいいような現象で・・・・・目を見張るようなラインナップでしたので嬉しいものでした。これは世界中のカントリーミュージックファンが望んでいたものではなかったでしょうか、皆が望んでいるけれどアメリカでは廃盤になって久しくてそれこそ中古盤でもプレミアがついてとても手に入りそうにないものを Stetson Records 社が許可を得て原盤を復刻発売したものだったと思います。

この 「 キティ・ウェルズ ジム・リーヴスを歌う 」 もその中の1枚でした。故 Jim Reeves( 1925~1963年 テキサス州出身 ) のカントリーバラッドの名唱歌が並んでいます、それを往年の Queen Of Country Music のキティ・ウェルズが歌うのですから私も聴いてみたいなあ・・・・・と思う一人でした。(平成24年)7月17日にキティ・ウェルズが亡くなったことを知って未発表にしていた今年の3月4日に書いていた記事を初めて載せることにしました。
カントリーの女性歌手は私のブログでは登場機会がとても少ないですがやはり ”懐かしのカントリー ” となるとこの人は外せない人です。亡くなったという情報を得た時は出先だったので帰り着いた7/21(土)になって彼女のLPレコードを探して3枚聴いてみました、真っ先に聴いたのがこのレコードです。キティ・ウェルズ1965( 昭和40 )年のアルバムですが初期の頃の彼女のレコードと比べるとこのレコードの頃はナッシュヴィルサウンド全盛時代ということもあって彼女の歌やバックサウンドも洗練されて聴きやすくなっているという感じがします。
全体にスティールギターとピアノが入ってバックコーラスを伴っての音作りが多いですがキティの歌い方がとても丁寧で落ち着いているので( 今風のサウンドとは異なりますが ) ” カントリーの女王 ” としての貫禄十分といったところです・・・・・調べてみましたカッコ()内はジム・リーヴスがヒットさせた年です

(1)Four Wall(1957)・・・・・きれいなスティールギターの出だしでいきなりのキティの名唱歌に惹き込まれます、ピアノもよい雰囲気でいいなぁ
(2)Billy Bayou(1958)・・・軽快な曲で楽しいですが 内容は西部開拓時代の Billy Bayou なる人物の武勇伝みたいなものかなぁ
(3)Is It Really Over ?(1965)・・・・・カントリーバラッドのよさがよく出た曲
(4)I'm Gonna Change Everything (1962)・・・・君の思い出になるものを全て捨て去って新しい世界に~と歌われる
(5)I Won't Forget You(19)・・・・・・・・ 
(6)She'll Have To Go(1960)・・・・・Jim Reeves といえば私はすぐにこの曲と ”Four Wall ”を思い浮かべます
(7)Welcome To My World(19)
(8)Bimbo(1953)・・・・・・・・・”Bimbo is a little boy who's got a million friends~”と歌われる軽快で楽しい歌、スティールギターがよい
(9)Am I Losing You ?(1957)・・・・・きれいなスティールギターとピアノで歌われるスローな失恋の歌、ジム自身の favorites song だそうです
(10)According To My Heart(19)・・・スティールギターとピアノを伴ってややアップテンポの軽快な歌 
(11)Guilty(19)・・・・・・・・・・・・・・・・・・スローバラッド
(12)This Is It(1965)


こうしてキティ・ウェルズの歌で聴いてくるとジム・リーヴスのカントリー曲は実に名曲揃いだなあと思います・・・・・一般的な現代のカントリー趣向とは違いますが 僕は時々こうしたけれんみのないさわやかなカントリー曲を無性に聴きたくなることがあります・・・・このレコードもCDになっているといいんでしょうけど、他にもたくさんいい曲があるのでジム自身の歌も聴きたくなってきたなあ・・・・ジム・リーヴスについても近々採りあげたいと思います。
”Gentleman Jim ” と云われたようにこうしたタイプのカントリー歌手が現代のカントリーシーンに見当たらないのも時代の流れなんでしょうね・・・・・個人的に思うには往年の黒人カントリー歌手チャーリー・プライドなんかがジムの歌に合っていたように感じています。

ところで私がキティ・ウェルズの曲を聴いたのはいつ頃なのかはっきりしません、やはり有名な ” It Was't God Who Made Honky Tonk Angels (こんな女に誰れがした)”だったと思います、まだレコードを持っていない頃にラジオで聴いたのが初めてかな? 彼女は私の母親と同じくらいの年代でしたからほんとにカントリー界の大御所といってよかったんだと思いますね( smile )

コメント
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