”西部劇を読む事典” 著者: 芦原 伸 2017(平成29)年11月 天夢人 から出版 307ページ
(平成29)11月13日月曜日、半日だけの天神近くのHR病院での仕事が終わって全く久し振りに天神のジュンク堂に行った。アコーディオンを習い始めて少し回数が進んできたので何かいいアコーディオン曲集の楽譜本がないかなぁと思って探しに行く目的だった。 その前にDVD販売のコーナーに寄ってみる・・・新しい西部劇(パーフェクトコレクション)は出ていない。ふと映画の本のところを覗くと真っ先に目についたのがこの本です・・・まるで自分が吸い寄せられたみたいになって衝動買い1800円なり。おかげでアコーディオンの本は買わずに帰る・・・これで1か月くらいは楽しめそう(smile)
まづは「あとがき」から読んでみた・・・トランプ大統領のことが書いてあった。 ” 13歳の少女の拉致事件を許せない ” と拳を挙げるトランプ大統領の声はそのまま「 捜索者 」のイーサン・エドワーズ( ジョン・ウェイン主演 )の姿と重なる・・・・とある、例の北朝鮮によるYさんの拉致事件のこと。この「 あとがき 」が2017(平成29)年初秋となっているのでこの本はまだ出版ホヤホヤの本なんですね。
注意したいのは以前にNHK出版から2003(平成)年に出されていた「 西部劇を読む事典 」の増補改訂版であるということです。その時よりはすこし大判になっていて読みやすくなっています。 私的には表紙をもう少し爽やかな写真にかえてほしかったなあ・・・と思います、なぜって ちょっと前に「捜索者」という本が出されていてそれに表紙が似通った写真なんですね、ジョン・ウェインにするならもうちょっと若い頃の写真がよかった。それかゲーリー・クーパーね。
この手の西部劇本は長年興味を持ってみてくるとどれも似たり寄ったりの内容です。でも、西部劇映画が廃れて化石となってしまった今、それでもたくさん出されている西部劇DVDを観賞するための基礎知識にはなると思うので貴重です・・・若い人達が興味を示してくれることを期待したいです。内容の項目だけ載せておきます
・プロローグ:西部劇は大衆娯楽の世界遺産だ
・第1章:映画で辿る西部開拓史
・第2章:西部の民族学
・第3章:西部英雄列伝
・第4章:アウトローこそ西部の英雄だった
・第5章:先住民の殺戮と偏見
・第6章:銃について語ろう
・第7章:西部劇100選
・第8章:西部劇のスターたち
・第9章:西部劇用語集
私はこのような本、何冊も持っているのに新しく出るとやっぱり買ってしまう(smile)
ひとつ残念なのはアメリカの地名がたくさん出て来るのに地図が載せてないことです。やはり地図がないと言葉だけではどこら辺の出来事......とかわからないのですね。表紙裏にでも大きな地図が欲しかったな