西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

カウボーイ ソング 41

2014年10月27日 | カウボーイ・ソング

久し振りの Cowboy Song
米国盤 Folkways Records FH-5259 Songs Of The West sung by Dave Fredrickson  
(1)Frenchman's Ranch (2)Lone Star Trail (3)Farewell, Fair Ladies (4)Billy The Kid (5)Pretty Boy Floyd (6)Mole In The Ground (7)Hang Me (8)George Campbell(Child #210) (9)More Pretty Girls Than One (10)Jack Of Diamonds (11)Austin's Fair City (12)Gypsy Davy(Child #200) (13)Bonnie Blue Eyes (14)The Girl I Left Behind (15)The Fair Maid From The Plains (16)Letter Edged In Black (17)Cowboy's Life Is A Very Dreary Life (18)Big City Jail

アメリカのフォークウェイズレコード社( 現在 Smithonian Folkways Records となっていると思う ) というのは全くもって地味な存在で、こんなんで採算がとれるんだろうか・・・・・というくらいアメリカの良心ともいえるレコード会社でした。フォークのウッディ・ガスリーとかピート・シーガー、ブルーグラスのカントリー・ジェントルメン、ドク・ワトソンとか有名どころのレコードも発売されたりはしていたんですが、全体的なストックからいうとごく一部で、大半は目立たない地味なアーティストのものがほとんどで 世界的に保存しないといけないような民族音楽( 例えば日本の琴演奏などもある ) 等も沢山あってほんとに殊勝な志しを持ったレコード会社です。 
 
今日採りあげたレコードもそんな1枚。 私のカウボーイ・ソングへの興味の一環として初期の頃に買ったもの・・・・・コマーシャルぺースには乗らないまったく Traditional Cowboy Song というもので地味の極みです。Dave Fredrickson という歌手(1927年カリフォルニア州 Berkeley 生まれのフォーク歌手だそうです)が生ギター1本でたんたんと歌っています。 
 
ちょっと知られている曲 ( メロディ的に ) といったら(3)Farewell, Fair Ladies で ”Good-bye Old Paint ” と同じメロディの曲かなぁ。 往年の西部劇名作 ”シェーン ” の中で独立記念日の野外パーティシーンでシェーン(アラン・ラッド)とマリアン(ジーン・アーサー)がダンスを踊るシーンがありましたが その中で ”Good bye Old Cheyenne(シャイアン)~ ” と歌う曲が出てきますが あれ。 
(4)Billy The Kid も有名な古謡で テックス・リッターのような古いカウボーイ&カントリー歌手や The Sons Of The Pioneers のようなカウボーイ・ソング専門のグループ等けっこう歌われています、そういえばマーティ・ロビンスも 「 Gunfighter Ballades 」 というアルバムの中で歌っていました、なにせ有名な西部のアウトローですからね・・・・・。

(10)Jack Of Diamond はフィドル曲( カントリースタイルのバイオリン )としても知られていますが 古くはテックス・リッターが ”Rye Whisky (ライ・ウィスキー)” というタイトルで歌ったものが知られているかも知れません。
(15)The Fair Maid From The Plains は ”On Top Of Old Smokey (スモーキーの山頂で) ” のタイトルで Rex Allen 他が歌っているのがたくさんあると思います。  
(16)”黒枠の手紙 ” はレフティ・フリッツエルやハンク・スノウが歌っているけどそんなに古い唄なんだろうかなぁ 
  

ところで、LPジャケットを見ると3人のカウボーイのうち左の男はライフルを持ち、他の2人はギター( 脇にケースもある ) とマンドリンを持っています・・・・この時代には非常に珍しいのではないかと思います。 レコードには小冊子が付いていて、歌っている Dave Fredrickson についてと歌詞とその説明が述べられています。もともと本物のカウボーイではないので誰々が歌ったレコード( 例えば Ken Maynard )を参考にしたとか、何々から学んで歌ったとかが書いてあります。 
今日ではCDとしても出ているアルバムだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする