右写真 元気な岩手の紹介 一関・東山 猊鼻渓舟下り
早春の日差しの中で「えび採り」する人たちとあった。
大森山に降った雨がたまったこの池は排水の類の入ることのない自然そのものの池である。
毎年、訪れているという人たちだったが2、2年前に比べたらすっかり獲れなくなったという。
昔、祖母が「堤干し」で水が残り少なくなった、ため池で晩秋の冷たい月の光の中で網を使って「えび採り」をしていた。
翌朝には塩茹でしたえびを食べた思い出がある・・・・・
月の光を浴びて「えび採り」と言うのは記憶違いかもしれない。幼い子供をそんな寒いため池に連れて行くはずがない。何かの風景と入り混じってると思うが翌朝の「えび」の味だけは良く覚えている。
小さい「えび」ほど美味しかったと思う。
そんな「えび」も最近は殆ど見かけなくなった。
この池も今年には近くを通る道路の拡幅で小さくなり、工事のにごり水が入ると来年はいなくなるかもしれない。
今年の春は「えび」が少ないそうだと老いた母に話したら「春のえび採り」は時期が遅すぎたとの事だ。
良く獲れるのは池の氷が融け始めて、氷が岸から3尺離れた頃が一番良く獲れるという。
冬の間、氷に閉ざされていた「えび」が氷が融け始め、春の空を見ようと融けた氷の合間に集まった頃網をかけて採るということらしい。(もっともその時期産卵のために岸辺に寄って来るとも言うが・・・・)
春になれば 氷(しが)こも解(と)けて
どじょこだの 鮒っこだの
夜が明けたとおもうべな
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