岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

戦友

2013-09-22 21:06:14 | いなか暮らし

019
稔りの秋、豊作を期待。
 今年6月は旱魃、7月は連日の雨降り、8月大雨洪水。
 異常気象続きに稲も異常生育し、この秋 背丈の伸びすぎた稲の倒伏被害が目立っている。

「戦友」
 今年、42の厄年を迎えた息子を膝に乗せて走った思い出があるからもう40年も共に働いたトラクターを廃車にした。
012
 40年前、夢と希望にあふれた青年はぴかぴかのトラクター(クボタトラクタL2200)に当時珍しかったドッキングローダを取り付け颯爽と田んぼに向かっていた。
 

 40年前、当時の米価はようやく1万を超えたころ、すでに減反政策が始まり農業にも黄信号が点滅を始めていた。
 平成5年の大冷害を経て7年には16866円の米価を最高に、次第に下落が続き現在60㎏11000円ほど、米価は40年を経てまだ同じ値段である。

 そんな農業の盛衰を、次第に老いる頑固親父と共に見つめてきたクボタトラクタL2200はまさに戦友

 廃車の日、廃棄業者のトラックに「堂々」と自走で乗り込んだL2200
 「頑固親父も最後まで自走しろよ」とばかり・・・・・・
 

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