梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

選ばれる

2009年02月20日 21時57分28秒 | Weblog
わが社で、“お客様から最初に選ばれる会社”を目指し作成したスローガンの一つに『お客様の依頼は試され事、期待を超える仕事に高めよう!』と言うフレーズがあります。

通常誰かに物事を頼んだ時、依頼者はその人なりの応答や反応を期待します。期待通りで当たり前、期待を下回ると絶望し、期待を上回ると感動するのではないでしょうか。

特に従来のお客様から新しい仕事を頂くとか、難しい仕事を依頼される場合、私はそれを試されていると取ります。新規お客様からの引き合い・受注などは言うに及びません。

最近わが社で取引は依然からあったお客様ですが、そこから新規の溶断加工の仕事を受注させて頂きました。公共関係の仕事ですので、製品スペックも外注先(わが社)の管理体制も厳しく問われます。しかしこの時期、貴重な仕事となりました。

先般そこの会社の社長と、ナンバーツーの工場長が相次いでわが社に来社され、工場現場と事務所管理を視察し確認されていかれました。大方問題はないとの見解を頂きました。嬉しかったです。

品質、端材、材質証明書、日報管理など、むしろここまでやる溶断業者は少ないかもしれませんとのお言葉まで頂きました。これをわが社は維持し継続しなくていけないと、新たな責務をずしりと感じました。

「従来の外注先を御社に切り替えて、実は私が一番社内で心配していました。けれども、うちの現場でも納品された製品の評価は悪くないですよ」と吐露されました。やはり決定権は持ってはいるものの、切り替えるリスクを負う社長自身が一番心配されていたのです。

お客様からの依頼ごとを試され事と、我々が気付かなければ、選ばれることなど絶対にあり得ません。
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