梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

会社の将来

2009年01月10日 11時53分55秒 | Weblog
午後2時に新年の挨拶に来られたお客様ですが話が弾み、気が付いたら午後6時、それからお食事に誘い帰られたのは8時を回っていました。北関東の会社に着くのは恐らく11時を過ぎたに違いありません。

一年前このブログでも紹介しましたが、わが社の鋼板素材の販売先で地下石油タンクを製造販売している会社の、そこの経営者です。

4~5年前御父さんが癌を患い、それまで全く違う業界にいた息子さんが会社に入りました。その後御父さんは亡くなられ、その息子さんが会社を短期間で掌握し立派に経営されています。

地下タンクの需要は伸びていないこともあり、製造する同業者が減り続け、業界トップの会社がかなり見えてきたと言います。自分はやることをきっちりやっていくので怖くないと断言します。

バトンタッチしてから、自己資本比率を10%台から、50%までにしたと言います。しかしまだ攻めの経営はしないと、営業と現場のバランスを図っています。

自社経営についてほとばしる様に、活き活きと話す若い経営者です。抜群の集中力があり、タンク造りが好きでたまらないと言い切ります。凄い会社になるだろうなと、他人の私でもハッキリとその会社の将来が見えます。

小さい時学校で問題を出されても、その問題の矛盾を考えてしまい、けっして出来る子供ではなかったと。でも空を見上げ宇宙を連想したり、運命を考えたり変わった子供で、喧嘩は誰にも負けませんでしたと。その方の弁。

3人兄弟の真ん中で、一番親父からは鉄拳をくらい厳しくされたとか。しかしそんな自分が、今会社を継いでいるのは不思議ですと。病気の親父からは継げとは言われなかったが、最後の親孝行のつもりで前職の会社を辞めたとか。

最近身近な人から、「若い時の親父さんにそっくりだ」と言われるそうです。まんざらいやではなさそうな顔付きでした。
コメント
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