梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

結果を出す行動

2007年09月23日 10時44分58秒 | Weblog
上司:「○○君あの見積書、最終的にA社に出したのかね」
部下:「はい部長、10日程前に出しました」
上司:「それで反応はどうなんだ」
部下:「はいそれが、二回程担当者に電話したのですが捉まらないんですよ」
上司:「あんなに感触がよさそうだったのに、それで君は10日以上も放っているのか」
部下:「いいえ見積書も出しましたし、担当者も捉まらないのでしかたないと・・・」

こんな会話はどこの会社であると思います。もわが社でもこれに似たようなケースは多くあります。

その部下の担当者からすると、見積書は出した、連絡はしている、よければ先方から返事は来るはずだ、自分の責任は果たしたとの考えでしょう。これは一方的に間違っているとは言えません。

しかし自分はやっています、やりましたがだめでした、しかたありません、という言い訳が入っていないでしょうか。会社にとっては、結果を出すことが大事です。
 
先方の担当者に電話をもらうように工夫する、いる時間を聞いてアポを取らなくても行ってみる、他社から再見積もりを取っている可能性もあり、それは接触しなければ分かりません。もしそうであるならば、先方が決断してからでは遅いのです。

確かに日々の仕事は忙しいし、特に実戦部隊は仕事に追われているのが実態です。しかし仕事って何? 本当に成果を出すには何をすべきか? それを考えない限りいつまでも仕事に追われる可能性があります。

結果を出す為にはどうするのか、知恵を出し工夫し、視点を変えてみる。反対の方から考えてみる。時には自分の時間を使って考えてみることも必要かもしれません。

会社の中にそんなアドバイスをできる上司がいたら、部下は幸せです。本当の思いやりは、そのひと本人の将来を思う厳しさであり、中途半端な優しさではないかもしれません。

会社であった事例から、厳しさを徹底しきれない自戒も含め、書いてみました。
コメント
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