銚子・角巳之・三代目

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ダツとハマダツ

2006年07月16日 | 銚子で揚った珍しい魚

100_0192 写真上が“ダツ”、下が“ハマダツ”と言うらしいです。ダツとは聞きなれない名前ですが、魚類分類に“ダツ目(もく)”というのが有ります。サンマやトビウオ、サヨリなどがこの仲間に属します。姿かたちも似ております。という事は食べたらサンマやサヨリのような味か?と言う事ですが、周囲に聞いても食べた事が有るという人がおりませんでした。ただあの人に聞いたら絶対食べていて詳細が分かる。という浜の大先輩を2~3人存じ上げておりますので、今度会ったら聞いてみようと思います。本日でひとまず珍しい魚の掲載は終了。名前が分からない写真のストック数枚を何とか自力で調べ、分かったらまたシリーズ化して掲載致します。


チカメキントキ

2006年07月15日 | 銚子で揚った珍しい魚

100_0182 これは恐らく“チカメキントキ”(の子供)、本年5月30日に掲載した“キントキダイ”の仲間です。非常に良く似ております。今週は珍しい魚の掲載が続いてしまいましたが(もう少し続きます。それだけ見ていると言う事で.....)、先般申し上げましたように、出会ってすぐに掲載しないと忘れてしまいそうなので、退屈かもしれませんがお付き合い下さい。聞くところによると銚子港に揚がる魚は500種とも600種とも言われているようです。実は図鑑で見ても分からない写真のストックがすでに5枚ほどあります。魚くんに聞けばすぐに分かるのかも知れませんが、何とか自力で探していずれ掲載いたします。写真のチカメキントキは南房総の船釣りなどで、まとまって釣れることがあるようです。キントキダイ同様、美味しい魚で、特に“皮目”が美味しいと知人の漁師さんに聞きました。


イボダイ

2006年07月14日 | 銚子の魚

000_1083 珍しい魚の掲載が続いております。特に意味は有りませんが、知らない魚を見かけると、もう無条件反射で調査、調査。これが日課になりました。分かったら即掲載。そうすると強く記憶に残るので、自分の勉強にもなる。そんな風に考えております。写真のイボダイ(正確に言うとマルイボダイかも)は一般的な魚か?とも思いましたが、先輩方に聞くと最近は水揚げが殆ど無く、珍しい魚に入ってしまうかも。とのことでした。鮮魚・刺身というよりは干物などが多いようです。最近はこの類似種が海外から輸入され、干物等の原料になっているとも聞きました。こんな魚まで輸入品。そういう時代なのだそうです。近海の魚を大切にしよう(農産物も畜産物も)と言われている昨今です。どこでも産直、お取り寄せ時代で産地に新しい可能性と感じていますが、食品流通の柱であるスーパーマーケットでの産直は非常に難しい。難しいけれど“想い”を繋げようとしてくれるスーパーマーケットは確実に存在しています。産直のメリットは沢山ありますが、デメリットも同じくらいあります。始めたら簡単に終われない、商品が無い場合がある。代替が利かない....。よって便利な輸入品という事になるのですが、根性を据えて産地を育てようとしているスーパーマーケットを私は沢山存じております。清潔、店員さんが丁寧、品揃えが豊富、値段がお手頃、近くにある....、スーパーを選ぶ基準は沢山ありますが、農畜水産物の産直の看板を掲げているところで、それがずっと継続されているところ。こういうスーパーの潜在能力は高いです。経験則として地域密着のスーパーに多いです。


オオクチイシナギ

2006年07月13日 | 銚子で揚った珍しい魚

000_1072 昨日のアブオコゼほど珍しくは有りませんが、これまた稀にしか見かけない魚。オオクチイシナギと言うそうです。“イシナギ”という魚は釣りの好きな方は聞いた事があるかもしれません。同じ種類かどうか分かりませんが、イシナギ釣りというと巨大魚との格闘というイメージが私には有ります。これを狙った事はありませんが、釣り番組で1mを越えるようなイシナギ釣りを見たことがあります。さて写真ですが、オオクチイシナギと、コクチイシナギの2種類がいるようです。口の大きさで判断するようですが、厳密な区分けは私には分かりません。浜の先輩に聞くと、とても美味しい魚だそうです。ただこの魚、肝臓に多量のビタミンAが含まれており、ビタミンAの過剰摂取による食中毒が懸念されております。厚労省の有毒魚通達に掲載されております(肝臓だけですが...)ビタミンAは沢山取った方が良いように感じられるかもしれませんが、ビタミンAは脂溶性(脂に溶ける)のため排泄し難く、許容量を越えると中毒症状を起こす場合があるそうです。あくまで肝臓を食した場合で、身を食べる分には何ら問題ないとの事。因みにビタミンCなどは水溶性(水に溶ける)過剰に摂取しても尿として排泄されてしまいます。それだけ体内に取り込むのも難しいので、果物などは沢山食べましょう。という事になります。


アブオコゼ

2006年07月12日 | 銚子で揚った珍しい魚

100_0103 写真はどうも“アブオコゼ”という魚らしいです。巻き網に混ざっていたのを見つけました。あまり大きくならないようで、写真は人差し指くらいの大きさでした。背中にトゲのようなものがあり、刺されると危険だそうです。そんなこんなで、食用には殆どならない魚。でも揚っていた珍しい魚なので掲載いたしました。


マコガレイ

2006年07月11日 | 銚子の魚

000_1093 昨日は銚子大潮祭り。海の守り神・川口神社から勇壮なお神輿が出てましたので写真を。と思っておりましたが、仕事の都合で行けなくなり、終了後に駆けつけたらすでに終わってました。漁港周辺は酒臭く、同級生に見つかって、“まあ一杯飲まっせーよ(一杯飲んでいきなさいよ)”ということで、酒盛りだけしてきました.....(一杯ではなく、“いっぱい(沢山)になってしまいましたが...パソコンの文字列が良く見えません........飲みすぎました)。同級生、知人だから普通にしていられますが、全く知らない方々がこの光景を見たら、あ然とするかと思います....。8月の大潮祭りで詳細を掲載させて頂きます。さて本日は気分を変えて、写真はマコガレイ。カレイの中で最も一般的な種類だろうと思います。マコガレイと書きましたが、もしかしたら同じツノガレイ属のマガレイかもしれません。と言いますのも私、子供の頃から釣り好きで、カレイは良く釣りました。それでよく揚ったのが写真のカレイ。近所の大人から、これがマコガレイと教わりました。珍しい魚の掲載をするにあたり、良く図書館に通い図鑑を見ているのですが、今までマコガレイと思っていたものが、もしかしたら“マガレイ”かもしれないと思うようになりました。別にどうでも良い事かもしれませんが、やはり名前がある以上は正確な分類が必要だと思います。本日は後味が悪いのですが、写真はマコガレイかマガレイかのどちらか。という事で終りにします。誰か分かる方、教えて下さい。本日は飲みすぎでした.....。


ビーチバレー

2006年07月10日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0186 昨日(7/9・日)、ジェットスキーの全日本選手権が行われた銚子マリーナ(の隣の砂浜)でビーチバレーが行われておりました。焼け付くような太陽の下で行われる風景を想像しておりましたが、あいにくの曇り空。ただ出場した方々に聞くと、炎天下よりこういう気候の方が動きやすいとの事。確かにそういう側面も有ると思います。2対2で行う国際ルールの形式ではなく、6人制でローカル・ルールを採用していたようですが、形式はともかく、週末になると銚子のあちらこちらでスポーツの大会が行われております。以前も申し上げましたがスポーツが盛ん。という事も1つの文化であると思います。学生時代に部活動で行っていたスポーツだけでなく、年齢を重ねるごとに違ったスポーツとの接し方がある。そんな事を感じております。文化を継承していく底辺の充実ということで、小学生の野球やミニバス、サッカー、バレー、武道.....など盛んに行われておりますが、小学生の時に地域の仲間と一緒に汗を流した経験は、やがて地域を深く考える原体験になっていくものと思います。(私もそうでした)21世紀のキーワードが健康だとして、健康は食べ物や運動と不可分の領域。LOHASな生き方を実践していくに銚子は最適の場所のようです。


茶色になりました

2006年07月09日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0142_1 以前掲載しました“赤グツ” あまりに珍しいので内臓等を処理し天日干しにしました。鮮やかな赤でしたが、干したら写真のように茶色くなってしまいました...(考えてみれば当たり前の事ですが....) 干してみたらより精悍になり、何かカエルのような姿になりました。聞くところによると赤グツの“クツ”というのは“ヒキガエル”の意味もあるようです。カエルのような姿をした魚の意味なのでしょう。カエルは縁起の良い生き物ですし、さらに固い甲羅とトゲトゲ.....。魔除けになっていただこうと思っております。この茶色になった赤グツさん。現在、鬼門の方角に鎮座しておられます。


アブラソコムツ

2006年07月08日 | 銚子で揚った珍しい魚

100_0143 写真はアブラソコムツ(スズキ目サバ亜目クロタチカマス科)、食用流通禁止の魚です。理由は身に含まれる脂分に有害物質が含まれているからだそうです。食用流通は禁止ですが引きが強いのでルアー等、スポーツフィッシングの対象魚になっているとか。深いところにいるらしいですが、夜になるとエサを求めて浅場に出没するようです。この風貌で、鋭い歯など、ちょっと不気味な感じがします。銚子でも滅多に見掛けませんが、たまたままき網に混ざっていたのを見掛けたので掲載しました。食用禁止の魚を見分けるのも修行の一つかな。と思っています。


梅雨の晴れ間

2006年07月07日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0162 100_0173 九州を中心に大雨の被害が報道されております。読者の方々には九州の方々が沢山おられます。心よりお見舞い申し上げます。銚子も雨続きですが、気分だけでも晴れ間をということで、先週日曜日のマリーナ周辺の風景です。五月の晴れ間ではなくて、梅雨の晴れ間を五月晴れというようですが、先週の日曜日はまさに五月晴れでありました(風が物凄く強かったですが....)それからジェットスキー、こういうスポーツにもレースクイーンなる方々がいて、しかもそれらの“追っかけ”もいるようです。銚子にレースクイーン?と思いましたが、モータースポーツには欠かせない存在のようですね。確かに、何か華やかな雰囲気になるような気がします。


ジェットスキー!

2006年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0164 先週の日曜日、“生き物調査”を見に行った帰り、銚子マリーナ(ヨットハーバー)付近を通り掛ったら、ジェットスキーの全日本選手権が開催されておりました。銚子マリーナ周辺でジェットスキーが行われている風景は良く見ておりましたが、レースは初めて見ました。何でも日本ジェットスキー連盟が主催する全日本選手権の第三戦(全国を転戦し、第五戦まであるそうです)で、北海道から九州までのチームが参加されておりました。当日はあいにくの強風と高波。最悪のコンディションでありましたが、それだけに大迫力でありました。全日本選手権はこの後、8月に新潟の柏崎、11月(最終戦)は大坂だそうです。


大原幽学記念館

2006年07月05日 | 千葉再発見

100_0151 昨日の続き。金さえ払えば何でも食える。確かにそうなのかもしれませんが、農作物の成長を見守り、自ら汗を流して、腹をすかして食べるご飯は格別であります。当日はマキの“かまど”で炊いたご飯と、地元で取れたやまと芋、ウリの漬物をご馳走になりましたが、最高に美味しかったです。それに地元の豚肉、注文を受けてから採って来たトウモロコシ。トマト...。こういうイベントの醍醐味であります。さて写真の小民家。本当に素晴らしいです。私、近代的な建造物よりもこういった小民家に心を動かされ、いずれこういうところで生活してみたいと思っております。この小民家は大原幽学記念館の隣に建っており、大原幽学ゆかりの家だそうです。大原幽学(おおはらゆうがく)は名古屋の出身ですが、江戸時代にこ旭を中心として農村改革運動を指導した偉人であります。経済と道徳の調和を解いた“性学(せいがく)”を唱えました。また農業協同組合のルーツと言われる先祖株(せんぞかぶ)組合など、農民が自活出来るような様々な方策を実践し多大な成果を上げた。と記念館に有りました。余談ですが、私が大学時代、その大学の学長先生は文学部の出身で、専門は江戸時代の農政、特に大原幽学研究の第一人者だと在学中に聞きました。地元にいながら何も知らなかったのですが、その時はじめて大原幽学の名を聞きました。それからずっと気になってはおりましたが、今回はこれまた何かのご縁だったのでしょう。道徳と経済の調和“性学” 今、大原幽学の思想は大きな注目を浴びておりますが、その性学の思想に金を払えば何でも食える。は有りません。


生き物調査②

2006年07月04日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0147 ご両親とも東京出身の方々が、我々には田舎が無くてね~。と言っていたのを東京時代に良く聞きました。お盆とか正月は旅行に行くのが恒例だったとのこと。私は上京してからも田舎者でしたから、盆と正月は墓参り。盆や正月に墓参りせず旅行などに行ったらバチが当たる。そういう感覚が抜けず、東京にいた17年間の盆正月はほぼすべて銚子におりました。この盆正月に合わせて地元の学校や部活動のOB会などが開催されており、こういうさりげない“キッカケ”が、故郷を離れて尚、故郷を思い続ける動機になったりします。地域の活動は考えてみると良く出来ています。この“キッカケ”は非常に重要です。さて写真は昨日の田んぼのとなり、ハス田(ハスの栽培地)の風景です。当日はハス田の泥を採取し、その中に“イトミミズ”がいるかどうか確かめるという時間が有りました。このイトミミズはじめ、ミミズは非常に重要なのだそうです。他の生物のエサになったり、自らの活動で土に養分を運んだり、空気の通りを良くしたり....、実に優れた活動をするそうです。お子さん方は何の躊躇も無く泥の中に入っていきました。こんな活動を毎年・定期的に行うようになると、この風景は第二の故郷の風景として生涯忘れないものになるでしょう。またそこで体験した食べ物(農作物など)と生き物調査の関連。“食”と“農”の距離が離れてしまったのが昨今の問題点だと言われています。小学生前後の年代で“身土不二(しんどふじ:身と土は同じである)の精神を体験した事の意味は本当に宝だと思います。金さえ払えば何でも食えるという方もおりますが....。


生き物調査①

2006年07月03日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0155 昨日、銚子の隣・旭市で開催された“生き物調査”を見に行って参りました。首都圏からも沢山の方々が参加され大盛況でありました。すでにこの田んぼ、本年5月にこれら首都圏の方々の手によって田植えが行われており、その途中経過の確認を兼ねての行事だったようです。何度か掲載しておりますが、環境感受性の高い指標となる生物をみんなで探し、その調査結果をみんなで検討。その田んぼの環境を知り、その田んぼがあるが故の“価値”にみんなが気付く。地域の方々はそれが有るが故の環境を、首都圏の方々はその環境から出来上がった農作物を優先的に購買。過去に何度か見に行っておりますが、回を重ねるごとに参加者が増え、内容が濃くなっております。お子さん方は率先して田んぼに入り、泥んこになりながらザリガニやカエルを捕まえておりました。ゲームばかりしているのではなく、そういう環境を与えられれば、命の根源と言いますか、そんな世界を自ら学び取る非常に高い能力をお子さん方は持っていると改めて感じました。こういう“体験”を通じて学びえたものは生涯の宝だと思います。かつてはコシヒカリやササニシキ等といった“品種”が差別化、ブランド化の切り口でありました。ただこういう活動が広がっていくと品種だけでなく、首都圏のお客様、地域.......、みんなで作り上げた“活動”そのものが“ブランド”になって参ります。続きは明日。


参協味蕾豚

2006年07月02日 | 参協運動

000_0053_1 ブログを始める時に、100~200回までは特定の商品や店舗名などは掲載しないようにしようと思ってました(何のブログか分からなくなってしまうと思いましたので:回数に意味は有りません。だいたい半年くらいと考えておりました)お陰さまで200回を越えましたので、そろそろ“具体的な”名称も掲載しようと思います(もちろん相手先了承済みのところだけですが...)、写真は2日前に掲載しました尾鈴山系の風景。眼下に見えるのは宮崎県児湯(こゆ)、都濃(つの)の町並みで、遠くに日向灘が見えます。まさに絶景です。この風景を見て、この空気と、水を飲んで、参協運動という地域活動を一生懸命に行っている生産者が育てたのが“参協味蕾豚”。この豚、融点(脂の溶ける温度)が非常に低く(25℃前後:体温で溶けます)、うまみ成分を示す様々なアミノ酸含有量が非常に多いのが特徴です。最近は単なる豚肉ではなく、どんなところで、どんな生産者が、どんな育て方をしたのか?写真のような環境、もっというと生産者の“生き様”まで考慮に入れて購買活動を行うお客様が徐々にではありますが増えております。やはり“食べる人”の行動が変わると、遠隔地であったり、ハンディのある地域(雪深いとか、過疎地とか)にも新しいチャンスが出てくるように思います。さて参協味蕾豚、関東では渋谷の笹塚にある“炭豚豚(たんとんとん:http://www.tantonton.com/)というお店でのみ食べる事が出来ます。本場・宮崎、鹿児島の焼酎の品揃えも豊富で、料理も大変ユニーク。お薦めです。因みにオーナーは広島出身。私の大学時代の仲間です。