銚子・角巳之・三代目

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忠霊塔

2006年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0383 昨日(8月15日)、忠霊塔(戦没者慰霊塔)に参拝して参りました。この日にここへ参拝するのは物心付いてから毎年(恐らく中学生くらいから)なのですが、遺族会の方々も高齢化し、年々参拝者が減っているのが気になっております。忠霊塔への参拝、もっと言うとお盆の墓参りすら忘れ去られようとしている昨今です。墓守、火守...、こういう言葉も死後になってしまうのでしょうか?過疎化が進んでいくと、これら問題も切実になって参ります。地元のお年寄りが、墓参りにも帰ってこない方々にグチをこぼす姿を良く見かけますが、私も東京に長くおりましたので、やむにやまれぬ状況で帰って来れない方々のお気持ちも少々分かります。休みが取れない、あるいはせっかくの休み、墓参りより旅行。こういうライフスタイルがあることも事実。ただし、自らの祖先に向き合うべき日は、何があってもこれが最優先。こういうと若年寄と言われるでしょうか? さて忠霊塔、むろん戦争賛美でも、戦争の是非などが参拝の理由ではありません。平和への感謝など偉そうな事を言えた立場でも有りませんが、毎年決まった日に自分の祖先や、住んでいる街、さらに日本の歴史を考える事は日本人として非常に大切。そんな意味を込めて、毎年8月15日はこの忠霊塔に参拝しております。戦争時代の食糧難。先輩方の世代が必死に働いて、いつしか飽食の時代に成って、何の苦労も無く食糧が手に入る我々世代が居て、気が付いたら自給率が40%を割り込みそうな昨今。“食べ物”“食べる”という事を改めて考える日でもあると思います。


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