銚子・角巳之・三代目

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天保年間②

2024年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム

写真は岩井不動尊境内。弘法大師像があり、奥には“滝”があります。不動真言を唱えながら滝行
を行うところ...。縁起によるとこの場は修行だけでなく、時に病院のような役割を果たしていた
のだそうです。一心不乱に滝に打たれ不動様の力で病気を退散させる...。

さて、狭い地域内で顔役が2人。方や幕府公認の十手持ち(岡っ引き)。メンツ...とメンツが
ぶつかればやがて...と言うことであります。顛末は東庄の笹川繁蔵...、飯岡助五郎の勢力に
よって首を刎ねられ、清滝佐吉はじめ一家はお江戸に移送されて処刑される...。

平手造酒(ひらてみき)という名前は天保水滸伝における裏主役のようなものかもしれません。
お江戸・千葉道場にて腕を磨いた剣客もお酒で身を崩し“銚子”へ向かおうとする。どうもこの
銚子という街はお江戸での生活に疲れた方々が最終的に流れ着くところ(の一つらしい...)

男なら銚子へ行くを東慶寺。なる詩をある書物で知りました。東慶寺とは鎌倉にある縁切り寺。
当時、女性は現実から逃れるために出家しなければならないが、男であれば銚子へ行けば良い。
そんな解釈かと思います。様々な人間模様が交錯する舞台です...。(続きは次回に)


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