銚子・角巳之・三代目

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天保年間①

2024年03月22日 | 日記・エッセイ・コラム

清滝トンネル開通の話題から、場所、時代へと飛んで参りますので本日からタイトルは天保
年間と致します。まずは場所のこと...。律令時代にこの一帯(銚子を含めて)下総と呼ばれて
いたところ。下総は広く千葉北部・茨城南部を中心に東京、埼玉、栃木、群馬の一部も...。

関八州という呼び名があります(上野、下野、常陸、安房、上総、下総、武蔵、相模)...。
時代劇などでお馴染みかと思います。この地域、幕府天領(直轄地)に加え私領(旗本等)、
寺社領などが混在し、A地点で悪さをしてもB地点に逃げ込めばお咎めなし(だったらしい)

地域の治安は乱れ今でいう警察の力も広域に及ばず、これらに対応するため幕府は関東取締
出役という制度(俗にいう八州廻り)を作り監視に当たらせる。しかしながら関八州は広く、
地元に精通した協力者が必要であったことから、いわゆる“岡っ引き”の力を借りる...。

清滝を含む一帯の“岡っ引き”が、飯岡助五郎。天保水滸伝等では幕府の力を背景にやりたい
放題の嫌な奴(のような)描かれ方をしておりますが、これは立ち位置、見方...の問題かと。
写真は岩井不動尊の仁王門と境内...。“雰囲気”のあるお寺です。(続きは次回に)

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