銚子・角巳之・三代目

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観音様の仁王門②

2023年06月22日 | 日記・エッセイ・コラム

仁王様に対してランクが云々と、これは非常に失礼なのですが、ご住職に聞くと続きがあり
ました...。如来、菩薩...と、高位にいくほど庶民感覚は薄れ、祈るのは世界平和とか高貴な
テーマになるのだそうです。そんな偉い方々に庶民の相談ごとお願いし難いでしょ(確かに)

仁王門の周辺には大きな“わらじ”が掲げられていることが多く、これは仁王様の御利益が足
の健康に因んでいることに繋がるのだそうです。第一の役割は寺院の警護。そして一般庶民
の足の健康。昔の人の移動手段は徒歩のみ。歩けなくなったらどこにも行けないですから。

怖い顔して門番をしながら、庶民の足の健康まで司る。本当に有難い仁王様です。仁王門の
周囲をぐるっと回って見ました。龍や象の彫刻もありました。龍の彫刻は何となく分かり
ます。真言寺院ですし倶利伽羅剣(お不動様の剣に巻き付いた龍)などありますから...。

象は何かといえば、インドにおけるガネーシャに影響されたのか、はたまた帝釈天が乗り物
にしているようにこのことと関係あるのか。さらに銚子の観音様はかつて隣接する銚港神社
と神仏習合の龍蔵権現として一体化していた...。次回ご住職に由来など聞いて参ります。