銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

クロマグロ

2019年03月12日 | 日記
写真は銚子港水揚げ、九州の延縄船の漁獲によるクロマグロ(本マグロ)の
大トロ、中トロ、赤身...。九州の漁師さんがマグロと言うのは、このクロマグロ
のみを指す(各地そうかもしれません)、言わずと知れた王様...。キハダも
ビンチョウも、バチもみなマグロながら、何故か漁師さんはマグロを付けない...。
要するに別格という事...。そのクロマグロを巡っては近年、国際条約等により、
様々な規制が掛かっております...。30kg未満の小型については、2002年
~2004年の平均漁獲量から半減。30kg以上の大型については同基準年から
増加させない...。各都道府県ごとに割当量が設定されており、直近のデータを
見ると、すでに北海道の小型に付いては漁獲停止命令。千葉県の小型は一部で
漁獲自粛の勧告...。すでに法律として施行されており、これを破ると3年以下
の懲役、200万円以下の罰金、あるいは両方と言う非常に厳しい罰則付きで
あります...。マグロに限らず、様々な海洋資源で規制が掛かり、それは国際的な
取り決めである以上、遵守しなければなりませんが、もし自分が漁師だったら...。
漁獲枠が基準年に比べ半減、あるいは現状維持なら、相場が1.5~2倍になって
くれないと生計が成り立たず...。もし自分が、一人の消費者の立場だったら、
そんなに高くなったら食べられず...。確かに資源保護という観点も分かるけれど..。
立ち位置によって見方は変って参りますが、どの立場であれ、クロマグロに限らず、
これから様々な食の分野で、このことと向き合わねばならない状況になるかと..。