銚子・角巳之・三代目

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泥舟③

2012年01月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7505いろいろなものに制度疲労が起きて、あっちに穴が、こっちに綻びが...という昨今。容易に見つかる救命ボートは泥舟であるとすれば....。何かの本に、困難な時こそ現実を直視、そしてまだ見ぬ誰かとの共存...とありました。困難や不都合、嫌な現実からは逃避したくなりますが、その先にあるもの、今よりもっと困難で不都合で嫌な現実...。耳触りの良い言葉を連呼しながら、悪魔が微笑んでいる...そんな風景を想起します。そしてまだ見ぬ誰か...。答えが容易に見つからない。それは自らの人生の中で答えが出ないこと を意味し、その誰か?とは、すでに亡くなってしまった人やこれから生まれてくる人....。人間には元来、現実に向き合うことや、まだ見ぬ誰かと共存していこうという本能が備わっているのだそうです。3.11を境にそれが鮮明になってきた...と。志半ばで死んでしまった人たちに、お前らその程度か?と問われているような気がする...。自らは平和で安穏とした生活を享受してきたのに、次の世代にツケを回せない...。容易に見つかる泥舟に乗るも、乗らないも人それぞれ。何言ってんだと斜めに構える人も多いでしょうが...。