風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

男と女の間には

2011-06-10 | 世界・平和
「男と女の間には大きな隔たりがあるのですよ」
そうだよ。
男と女は生き方も考え方も価値観も違う。
というか、そんな大括りな話じゃない。
自分とAくんとも、Bくんとも、Cさんとも違う。
ひとりひとり違う。
大人と子どもも違う。
アメリカ人とも、中国人とも、イエメン人とも違う。
でも違うからいいのであり、面白いと思うのだ。

昨夜、NHKの「爆笑問題のニッポンの教養」を見た。
ゲストは女性学の権威で、元東大教授の上野千鶴子さん。
上野さんの本は何冊か読んだし、
その発言が面白くて注目もしてきた。
・・・が、夕べは爆笑問題の2人に完全にしてやられてたな。

「相手が嫌がってるかどうかのサインもわからないの?」
という発言の段階で上野さんの負けだと思ったよ(笑)
わからないよ。違うんだもの。
男が出すサインだって女はわからないはず。
客観的にニュートラルに学問している人として見てたけど、
ちょっと女としての感情がはいっちゃったかな。

「違い」を認識し理解しあうことこそ
人間社会の根源的な営みだと思うんだ。
女でいて不利なことを並べたりもしてたけど、
男にだって男として不利なこともある。
もちろんどちらもそれぞれ有利なことだってあるはず。
それらは認識しあい、理解しあうことで
相当部分溝は埋められるけど、
あとは仕方がないことだ。

「うちの嫁」って言い方はワタシは好きじゃないのでしないけど、
でも「嫁」と言われて嬉しい女性もいるらしいから
そういう言い方が正しくないとは誰も言えない。
人それぞれ、カップルそれぞれに
自分なりの価値観や文化があるのだから
もしそれでいいのなら周囲がとやかく言うことではない。

メイドカフェの女の子に萌える男たちを
「単純ねぇ」と上野さんは言ってたけど、
そういう子が好きな人もいれば
ワタシのように全く興味ない人間もいる。
そういう格好をしたい女の子もいれば、
ビジネスと割り切ってる子もいる。
それは需要と供給の問題であり、
ジェンダーとは次元の違うことだろう。

「男らしさ」「女らしさ」ってのは国や民族によっても違う。
結局「文化」なんだと思うよ。
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