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風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

カッパ淵

2014-11-30 | 散歩






許可証ゲットして
今度釣りしてみっかなー(笑)
遠野にて。
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花巻散歩

2014-11-25 | 散歩
全国の地方都市における商店街と同様
花巻(特に旧花巻市街)の商店街は凋落している。
シャッター通りという言葉があるけれど
それならまだいい方で、建物そのものが無くなり
歯抜け状態の中にアーケードだけが残る。
休日なのに人っ子一人歩いていない。
まだ営業している店も、なぜか週末は休み(^^;
これじゃ人を呼び込もうにも行く目的が無い。

原因のひとつは商店街に人が住まなくなったこと。
老舗の経営者も郊外に瀟洒な家を建てて通っている。
当然コミュニティも無くなるわな。
でもそれより大きいのは車社会なのだと思う。
目的地に車で行き、目的を果たしたら車で帰る。
寄り道どころか、ウィンドウショッピングすらしない。
公共交通機関に乏しいから車を使わざるを得ないのだが、
せめて車を置いて商店街を散歩してみれば
気がつかなかった意外なものが見つかると思うのだ。
何より、歩くということはそれなりの格好が必要となる。
ジャージにサンダルで車に乗るのとは訳が違うから。
ちゃんと恥ずかしくない服装を選びたくなるよ。
おまけにこの季節は寒いし(^^;
散歩する人が増えれば服も売れると思うんだけどな。

ということで、昨日ふと思いついて上町商店街を歩いてみた。
生涯学習会館に車を停め、市役所から上町~御田屋町~仲町のコース。

10年ほど前に整備された大堰川プロムナードを歩いてみる。
改めて歩いてみると、なかなかいい景色の散歩コースだ。















マンションを背景にした古いお寺は専念寺。
宗教学者で有名な山折哲雄さんの実家だ。



蔵の白壁も小春日和の日差しに映えて美しい。

専念寺から道路に上がったところに喫茶店発見。







なんとウチの母ちゃんが高校時代にデートした店とのこと。
まだ残っていたことに感激してさっそくコーヒータイム。







「喫茶あれい」はもう41年も営業しているのだそうだ。
しかも朝7時半からの営業で年中無休。
コーヒーもココアも懐かしい味。
ところで、さっきからカウンターにいるマスター
どこかで見たことがある人だと思っていたら・・・
なんと息子達が小学校の頃にPTAで一緒だったお父さん。
えー!? この店やってる人だったの?笑
と、しばし懐かしい話に花が咲く。
「高校時代時々来ました」というお客さんも多い由。
こんな会話がコミュニティなんだねぇ。

店を出、上町~御田屋町~仲町へ。
古い、懐かしい建物や通りがまだまだ残っている。



ここはかつての医院。



教会と石倉。



ここもかつて個人医院だった家。



古い飲み屋長屋はもうどこも営業していないが
かつての賑わいの名残のようなものは感じた気がする。

今回はあまり長い時間の散歩じゃなかったけど
もっとゆっくり歩くとまだまだ新たな発見がありそう。
シャッター街だとか、寂れてしまったとか、昔日の面影が無いとか
昔と比較して批判する前に、一度ぶらぶら歩いてみようよ。
何かしら面白い発見があるはず。

次回は吹張町~末広町~駅前大通りを歩いてみようか。
興に乗ったら鍛冶町へ足を伸ばしてみるのもいい。
コメント (2)
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盛岡点描

2014-11-20 | 散歩


昨日は盛岡へ。
ちょいと空いた時間を利用してぶらぶら。
上は南部鉄器の老舗「盛久」の店構え。











これらの写真を撮ったのは、すべて盛岡の官庁街。
県庁や市役所、地銀の本店などのすぐそばの
路地を1本入ったところだ。
なかなか人目にはつきにくいが
(市民でも知らない人、多いんじゃないかな?)
こんな風景がまだまだ残る街ではある。



季節は晩秋から初冬へ。
このところ最低気温が氷点下になってきた
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南部曲がり屋

2014-10-28 | 散歩
一昨日の丹内山神社からの帰り道、
まずは旧中内村役場に寄り道。



復元建物とのことだが、懐かしい造りの建物だ。
ここにもアート作品の展示(しかも招待作家、有名な方らしい)もあったが
個人的には建物の方に興味がある。
古い形の洋風建築。いいなぁ。

そのあとは、これまた近くの旧小原邸へ。





これは南部曲がり屋という形。
向かって左手は厩となっていて
人と馬が同じ屋根の下に住むようになっている。
極寒の地域、家族同様に馬も大切に育てる文化を物語る。
茅葺きを守るために、今も毎日いろりに火を焚いているとのこと。
昭和49年まで実際に人が住み生活していたらしいが
真夏でも火は絶やさなかったとのこと。
家の中全体にいろりの匂いが染み付いていて
生活の営みを今も感じさせる。

最近気づいたのだが、
どうやらワタシは建物、それも古い建築物に興味があるようだ。
この曲がり屋でも家中の間取りを見て歩いた。
ここにもアート作品が展示してあるのだが、
それより建物の方が面白い(笑)
石垣島で見た伝統的な八重山の古民家と比べてみたりして。



家の中から見える紅葉が美しい。



曲がり屋の前には、これまた茅葺きの古い水車小屋。
これは展示物というより
昔から実際に使われていたものだろう。
いい感じだワー(^^)



周囲の風景は、まさに「日本の秋」。
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丹内山神社

2014-10-27 | 散歩
昨日の日曜日は好天に恵まれたので
東和町の奥地にある古社、丹内山神社へドライブ。



小高い山の中腹にある神社前からは
紅葉真っ盛りの旧中内村の風景が一望。
ここに不動明王を勧進した空海の弟子日弘はもちろん、
平泉藤原氏、安俵小原氏、盛岡藩南部氏など
当社を手厚く庇護した歴代の統治者たちも
この風景を愛でたんだろうなぁ。







何段にも高さを変えて小社を祀ってある石段を登り本社まで来ると、
19世紀初めの建造と言われるお社の偉容に圧倒される。





本社裏には巨大な胎内潜りの岩が鎮座。
周りの岩肌に触れることなく潜れると満願成就とのことだが
中の狭さを覗き込んで無理と判断(笑)
岩肌に触れないどころか、くぐり抜けるのも無理だろう(^^;



周囲は深い森。
鳥のさえずりだけが聞こえる。

さて、どうしてここに来たかというと
東和町内全域で開催されているアート土沢の作品がここにもあるから。







これは東和町内に住む
スコットランド人アニアス・ワイルダーさんの作品。
日本人の奥様小原ナオ子さんを通じて知り合った方だが、
普段は東和町に住みながら、
年に何度も世界中あちらこちらに出かけては
作品を発表している芸術家だ。
木の棒を組み合わせて作った作品は中に入ると面白い景色。
不思議と古社にもマッチする。

ワタシがここに滞在中にも何人かの方々がやってきた。
人々が町内あちこちに展示してあるアート作品を見るために
県内外からやってきて町を歩く。
おもしろいイベントだと思う。
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アート土沢

2014-10-13 | 散歩






毎年恒例、
土沢商店街中作品だらけとなる
アート土沢をゆっくり見学。
あちこちにひょん太(笑)
(「ひょんた」とは「変な」の岩手弁をもじったもの)



このワレモコウは作品じゃないけど(^_^;)
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土沢~晴山

2014-10-12 | 散歩
天気が良かった昨日は花巻市東和町へ。



萬鉄五郎記念館では馬場のぼるさんの企画展中。
馬場さんは青森県三戸市出身、
岩手の二戸で育っているのだとのこと。
このシリーズは子ども達が小さかった頃
よく読み聞かせしたなぁ。



館山公園からの景色。





土沢商店街は今も元気。
きのこ屋おいよさんは旬を迎えて
お客様もたくさん来ていた。



おいよさん店前で天然鮎の塩焼きGET(^^)





釜石線晴山駅は小さな無人駅。
夕暮れの景色がよく似合う。
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なはんプラザ

2014-09-25 | 散歩


花巻駅前にある市の施設。
元は国際交流センターがあったけれど、
今は花巻コミュニティFM「FM-one」が入り、
他にもコムズホールや上の階のスタジオで
様々なイベントやダンス、バンド練習ができる。
ご存知イーハトーブ音楽祭の会場でもある。
「なはん」とは花巻地方の方言で、同意を求める接尾語。
「んだなはん」というと「そうですねぇ」になる。
大抵は「はな」と切れ、せんだみつおみたいな言い方になるが
(「今日は涼しいなは」みたいな)
最後に「ん」をつけると甘えたような柔らかい言い方になる。
好きな人と一緒にいて「幸せだなはん」なーんて言われると
思わず男としては鼻の下が伸びてしまう(笑)

このなはんプラザにあるからくり時計が好きだ。
賢治さんの「銀河鉄道の夜」をモチーフとし、
物悲しいメロディとともに1分間のショータイム。
夜、ひと気の無いところで眺めていると
寂しいような、懐かしいような、
ちょっと胸の奥に沁みる感じがする。
時々ぼーっと終わるまで眺めていることがある。
いつまでも残っていて欲しいからくり時計。

盛岡の中津川に今年も
鮭が産卵のため遡上してきたというニュースあり。
早いもので、そんな季節。
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棚田の秋

2014-09-21 | 散歩


































花巻市東和町小山田にて。
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蓄音機の家

2014-07-07 | 散歩
天気が良く暑い日曜日。
目的も無くぶらりと西和賀町へ車を走らせた。

錦秋湖を渡り、山中へ分け入ってみると
道の途中に「蓄音機の家まで車で5分」の看板。
「なんだろう」と更に森の奥へと入って行ってみた。

鬱蒼とした木々に囲まれた1軒の家。
玄関から入って見ると、
足の踏み場も無いほど古いオーディオと部品の数々。
ここはご主人の佐藤さんが50年前から集めてきた音響機械を
修理,展示、販売するために建てた家だとのこと。
佐藤さんの案内で1階、2階と見て歩いた。
すごい。



これは昭和10年頃
日本に6台しか無かったという電気蓄音機。
300円で家が建つ時代に450円で売られていたらしい。
当時のレコードをかけてもらったが、
ハリのある艶やかな声の都々逸が流れてきた。
音がいい。暖かみのある音が素晴らしい。



2階には明治時代からのレコードがずらり。



古いものとは思えないほど保存状態もいい。



当然手回し蓄音機も何台か置いてある。
蓄音機の隣は桶を使って佐藤さんが作ったオーディオ。
厚い側に囲まれた桶の中の空間に響いて柔らかい音。





お盆や古いテレビの筐体を使って佐藤さんが作ったアンプ。
テレビはモノラルからステレオに改造してあるが
中の配線そのものはテレビのものをそのまま使っているとのこと。
スイッチを入れて流れてくるのは昭和歌謡。
うーむ、似合う(笑)







佐藤さん手作りのオーディオは全て真空管を使い
空気まで優しく揺らぐようなまろやかな音を奏でる。
ただ組み立てるだけではなく
ちゃんと音質まで考えて設計、製作しているとのこと。
「昔ぁそういう仕事してだがらねぇ」と笑顔の佐藤さん。
素晴らしい。

昭和40年代以降のアンプやデッキ、レコードプレーヤーは
それぞれ修理して販売もしている。
TRIOやLo-D、SANSUI、Technicsなど
高校時代にカタログを眺めて憧れていた垂涎もののアンプなどが
佐藤さんの修理を経て2万円~5万円ぐらいで売られている。
オーディオマニアが結構訪れているとのこと。
さもありなん。

今回は改めて真空管の音にシビれた。
欲しいけど・・・聴く場所が無いし、
なにより壊れても部品が手に入らないよねぇ(^^;
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みちのく民俗村

2014-05-07 | 散歩
北上市、桜で有名な展勝地そばにある
国見山麓のみちのく民俗村。
岩手県内あちこちから移築した古い民家が
山の斜面を利用して点在している。
建物、しかも古民家好きとしては興味津々。
岩手県内の古民家というと
馬と共生した南部曲がり屋が有名だけど、
曲がり屋だけじゃないんだねぇ。
旧黒沢尻女学校の洋館もなかなか良い風情。
GW最終日はここをぶらぶら。



















上から4番目の写真にある、
赤ちゃんが入っているのは嬰児籠(えじこ)。
大人たちが農作業中、子どもを入れていた
現代でいえばベビーサークル。
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駒場

2014-02-01 | 散歩


東京大学教養部・・・というよりも、
バンカラな旧制高校に憧れていたワタシには
旧制一高というイメージがあって感慨深い。
バンカラは応援のスタイルではなく、
また単なる弊衣破帽でも、もちろんズボラでもない。
真理を求め、人生を考え、哲学を身につけ、
書を読みともと語り合うことを第一義として、
身なりに構っていられないというスタイルなのだ。

かつてどの大学にも教養課程があった。
昔で言えば旧制高校や予科にあたる課程だ。
専門の学問に進む前に
学生は教養を身につけて学問の下地を作ったのだ。
現代の大学はすぐに専門に進む。
実務や実践、果ては資格にすぐ走る。
就職活動も早まっているので、
まるで学士の促成栽培のような状態になっている。
もっとじっくり教養を身につける時期が
高等教育には必要だとおもうのだが。

旧制一高、いや東大教養部に
今も憧れを抱くワタシがいる。
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春の気配

2014-01-26 | 散歩


梅が開き始めた。
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浅草地下街

2014-01-21 | 散歩





浅草はどこを歩いても面白い街だが、
中でも極めつけはココ。
昭和20~30年代がそのまま残っているだけでなく
多国籍な店も並んでいかにも怪し気な雰囲気。
塘路の隅で売っているDVDもとても怪しい(笑)
地下鉄銀座線改札から
東武浅草駅やエキミセ、新仲見世への通り道で
メイン通路と言ってもいいアクセスなのに
こんな場末な雰囲気がなぜ残っているのか。
それが浅草。
わざと残しているのかも知れないが(笑)
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南千住 素盞雄神社

2014-01-16 | 散歩
先週の土曜日
綾唄へ行く前に好天に誘われてちょいと散歩。
押上から南千住までブラブラ1時間ほど歩いた。
目的は素盞雄神社への初詣。
昨年6月に神楽を奉納させていただいた神社だ。
奉納前日の琉球舞踊とのコラボイベントのDVDを
届けがてらの初詣となった。



境内には昨年の神楽奉納写真がたくさん。
嬉しいなぁ^_^



ワタシも息子たちも写ってる。



まだ正月明けの忙しい時期だったのに
禰宜さんにこっそりDVDを渡しに行ったら
なんと宮司さんまで出てきていただいた。
「若い方々の神楽は今でも話題になってますよ」
とのこと。
これまた嬉しいお言葉だ。

この神社、例大祭の天王祭はもちろんだけど、
3月の桃祭もとても盛んに行われている。
そういえば昨年、奉納を申し込みに伺ったのは
ちょうど桃祭の日だった。
今年も行ってみようかな。
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