兵庫県伊丹市の昆陽池(こやいけ)公園の中にある『昆陽池』に浮かぶ島。正式名称は「野鳥の島」だ。以前TVでも紹介していた。地図で見ると、確かに池の中に日本列島があるんだね~。
上の地図から「goo地図へ」をクリックし、「航空写真」でよく見ると、何かおかしい?列島がイビツ!というか、陸地が多い?地図と見比べると海岸線が(池岸線っていうのかな)が違うから、水量が少ない時に撮影したんだね。
この池は、ため池として731年に作られた(古ッ)。それから1,200年を経て、1968年に公園として開設。で、ミニ日本列島は、鳥の休息・繁殖地として1972年に整備された人工島だ。クヌギやセンダン、ナンキンハゼなどで覆われ、昆陽池は関西有数の渡り鳥の飛来地となった。
(※詳しくは、伊丹市のWebサイトで)
野鳥の島を日本列島の形にしたのは?・・・・・島の設計を担当した企業によると、当初の計画では、島の形は丸いものだったという。しかし、ふと空を見上げると、飛行機が頻繁に飛んでいる。それなら、飛行機からも見えるようにしよう!と。
で、せっかく作るなら、伊丹市のランドマークとなり得る印象的な形にしようということになり、最終的に日本列島の形が採用された。また、生物学的見地からも、鳥が生育するには、単純な丸い形よりも、島の縁ができるだけ入り組んだ形状の方が良いと推奨されたという。
(ということが、先日紹介した本に書いてありました。)
ところで、緑豊かな森を形成していたミニ列島だったが、約十年前から、島でカワウが集団繁殖。枝を折り取るほか、大量のふん尿で土壌が酸性化したことから枯れ木が増えていった。
そこで、2006年にクヌギの苗を600本、昨年の3月にも200本を植えたという。「野鳥のための公園なので、カワウを排除するのではなく、他の生き物と共存できる環境をつくりたい」とのことだが・・・・・。
島にはネズミの仲間である外来種、ヌートリアが棲んでいる。それほど被害を出さず、市民にも人気があるという。しかし、外来生物法ができ、ヌートリアは特定外来生物に指定され、日本から根絶、または数を減らすべき動物とされてしまい・・・・・。
ミニ列島もデカ列島(本家日本列島)と同じように大変なのだね。
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