シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

十日町雪まつり

2008-02-15 | 豆知識的な…

先日、札幌の雪まつりが終わりましたが、今日の夕方からは、新潟県の十日町市で(私の実家のやや近くで)雪まつりが行われる。

スケールとメジャーな都市名から「札幌雪まつり」をご存知な方は多いでしょうが、「十日町雪まつり」はどうなのかな?あまり知らないですよね、きっと。でも、歴史は同じです。両雪まつり共に昭和25年に始まりました。
さらに、同年ですが、十日町市の雪まつりは、札幌雪まつりの2週間前に開催しました。なので、十日町は雪まつり発祥の地と言われています。(現在は、札幌が2月の初め、十日町は2月の第3週末に開催しているようです。)

ギネスブックにも掲載された雪の建造物をバックに行われる 「雪上カーニバル」、芸術的な作品が立ち並ぶ 「雪像コンテスト」、訪れた人々の憩いの場となる 「おまつりひろば」などで楽しめます。詳しくはコチラをご参照。(一応PR)

十日町の雪まつりが何故開かれるようになったのか?
その昔、日本有数の豪雪地での冬の暮らしは(今よりも)とても辛く苦しい生活でした。でも、雪を敵として闘うだけでなく、雪を友とし雪を楽しもう…という発想から雪まつりは始まったようです。

確かに大変なのです。例えば道路。私が幼い頃でも(市街地ではなく、辺ぴな所なので)バスが通る道だけが除雪され、それ以外の道路は積雪+屋根の雪降ろしの雪が溜まり、その上を大人がカンジキで雪を踏みしめ歩道とするような状態でした。歩道の高さは1階の軒先よりも高かったように覚えています。
それでなくとも雪曇なのに、積もった雪で1階の部屋は暗くなり、昼間でも照明が必要です。「2階から出入りするんでしょ」とか言われますが、そういう家の造りにはなっていませんので、出入りは1階の玄関からです。ただ、玄関の前は急な雪の階段です。
ほとんどの家は農家で、一番の働き手であるお父さんが出稼ぎに行く家も多かったと思います。残された奥さん、お祖父ちゃんお婆ちゃん、子供達が総出で繰る日も繰る日も雪降ろしに雪かきと、雪との格闘です。辛いに決まっています。
それなのに、「雪を友とし雪を楽しもう」だって!「何を言ってんだ!自分の事で精一杯なのに、そんな事にまわす手も金も無ぇよ!」と、当初周りの方は思われたことでしょうね。
詳しくは分かりませんが、十日町は昭和30年代からの十数年間、きもの産業が盛んだったので、そういったところに支えられてきたのかもしれません。

雪まつりにも歴史あり。エライものです。

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