会社で使用する文章の修正・作成・校正をしていたのだが・・・
過去に作ったもの、複数人で作ったもの等があり統一されていない表記がいくつかあった。例えば「下さい」と「ください」が混ぜ混ぜ。正当な国語の使い方は難しいというか、私は分からない。ある方は「統一されていれば良いんじゃない」と言うが、そんなものかなと?
文章を書くことを仕事にしている知り合いに聞いたら「前後の文章による」とのこと。そうなのか?ん~やはり難しい。
(一応)カチャカチャしてみると…見つけた!(あるものだな!)個人のサイトだけど、ここでの解説で良しとすることにした。これによると、
【下さい】(動詞)は、相手にある物事を請い求める意味の丁寧な言い方。
例)「資料を下さい」「お菓子を下さい」「お手紙を下さい」
【ください】(補助動詞)は、相手にある動作を懇願する意味を表し、
公用文に限らず一般文でも平仮名で書くこととされています。
例)「ご了承ください」「お急ぎください」「ご出席ください」
なるほど、確かに前後の言葉によるわけだ。校正文書をこのように見ていくと、結局は全部「ください」だったけどね。数人で作業をしているので、少しだけ自慢させてもらった。
他にもある。「致します」と「いたします」、「致しません」といった使い方。この使い方はよく分からないが、一部を除けば「致します・いたします」の「致・いた」を省き、「します」でいいじゃん!ということになった。
あと、何度もつまづくのが「取り扱い・取扱い」「受け付ける・受付ける」「申し出る・申出る」というような言葉、こういうのはけっこう出てくる。埒があかないので、他の方による(勝手な)ルール付けをして使い分けることにした。ルールは長くなるので書かないけど、実際、こういう言葉はどのように使うのが正しいのか???国語って難しい。
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手紙って確かに見なくなりましたし、書かなくなりました。手軽に書ける道具がでてきてからですね。でも、私にしても時には一生懸命考えてキーを打つときがあります。何度も読み返したりします。皆もそうじゃないかなと思います。ただ、そういう時に読み手も一生懸命読んでくれないと伝わらないですよね。あっ、文才がないってことですかね。本当に難しいものです。
「日本語のために」はけっこう古い本なんですね。こういうのを読もうとするのは、とても勇気というか意気込みを必要とします。機会があれば…ってことで。
最近は、会話はもとより、文章においてもなんでも簡略化されて「意味がわかればいいじゃん」って感じで時々閉口してしまう感さえあります。メールの短文だけでなく、文章の決まりごとを考えながら自分の思いを文字に託すという「手紙」というものを最近みんな忘れているように感じます。ラブレターを受け取って一文字一文字の意味を噛み締めてドキドキしたり、一文字一文字の意味を大切に考えて書いていた頃の方がもっと日本語を大切にしていたように感じます。ちなみに法律用語は難しいといいますけど、その用語用語できちんとした意味があり、それを一つ一つ簡単な表現にすると、非常に長くなってしまうことが多く、かえってわかり難くなるものが多いのですよ。
丸谷才一氏の「日本語のために」という書を是非読んでみて下さい。
意識して使い分けていないことを前提にして…ってことも。
因みに、学校に通う子供たちを、小学生は「児童」、中・高校生は「生徒」、大学生は「学生」と表現するのが正しい日本語ですが、「意識して」使い分けている人って、なかなか少ないんじゃないかなぁ。
実際は、やはりhiiragiさんの言うように、読む方が分かりやすい文章を心がけることが、仕事上の(対外的な)文章にとって大事だと思うんですよね。
でも、それが難しい。若い人もいれば年配の方もいるでしょうし、文章に慣れている人いない人…、いろいろだもんな~。文章が長い(ページ数が一杯)というだけで敬遠する人もいるしね~。それだからこそ気を使って作らないと……とは思いますよね。
法律用語が分かりにくいことは多くの国民が感じていることでしょう。私もそのひとり。企業が使う文章でも、これを分かりやすく表現する会社が最近増えてきました。良い流れだと思います。
「下さい」と「ください」、もちろん国語辞典をひも解けば正しい使い方は解説してくれるでしょう。けれど、現代社会ではあまり拘らなくてもよいのではとも思います。特になが~い文章などは目に優しい方が良いような気がしますが…。伝えるために読んでもらうのであれば、まずは読んでもらうことが優先と考えるからです。
あくまで、個人的見解です。