先般、築地の方に行く用事があった。地下鉄の築地駅を降りて新大橋通りを北東に歩いて行くと、「ここは何だ!?」というような所があった。(市場の方は行ったことがあるけど、こちら側は初めてだ。)
周囲の道路のレベルから数メートルも落ち込んだ所があり、公園というか広場のようになっているのである。誰もいないけど・・・・・。
橋みたいになっているところを渡り、角を曲って歩いてきた方を眺めると、橋桁に「入船橋」の文字が見えた。川は無いけど・・・・・。
東京の中央区、しかも駅の近くでこんな土地の使い方は、なんとももったいないことだな~と思う。これだけの面積があれば大きなビルも建つだろうし、それが無理でも階層を設けて駐車場とかできそうなものだ。広場で緑化しているわけでもないので近隣の方にとっても使い難いのでは?ここはいったい何なんだ!
ということでカチャッてみると、ここは現在「区立築地川公園」の一部とのこと。区立築地川公園は、首都高速都心環状線「新富町出口」にあって、その昔は築地川が流れていたところにかかる入船橋の下に、2005年にオープンしたようだ。築地川といっても、厳密には川ではなく、江戸時代に埋め立てて出来た運河で、流れはなかったという。
なるほど~、昔は運河だったというのは確認せねば。こういうときは(私が知っている限り)goo地図が便利。現在の地図はこう。
で、昭和38年の航空写真はこう。まだ運河になっていて、入船橋は確かに橋だ。
さらに、明治の頃はこんな感じ。この頃は入船橋は無かったようだ。
なるほど~とはいうものの、何故この状態なのか、いつどうなるかということは分からなかった。
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