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因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

因幡屋5月の観劇と句会

2014-05-03 | お知らせ

 4月は数カ月ぶりに俳句をつくる演劇人の会と木挽町句会、それからいつもの金星句会に出席してずいぶん食べ、お酒も飲んだ。銀漢で最後に出てくるご飯系が大変おいしく、ばくばく食べた。いや、そうではなくて、句会報をいただくけれども、やっぱり句会に出るのがいちばんだと実感したのであった。
 次回の兼題は演劇人の会が「薪能」と「聖五月」、金星が「若葉一般」と「鮨」、木挽町は「短夜」になった。6月には金星句会による「合宿鍛練句会」が企画されており、事前に未発表の(これが大変なんだ)10句を提出、当日は吟行を行い、夜に句会。席題というのもあって、その場で兼題が与えられて「15分で3句出してね」とかいうのがあるらしい。どんなことになるのか。けれど切羽詰まった状況に追い込まれると、「いままで知らなかった自分が見えてくる」と教えられた。恐ろしい…。

 さて5月の観劇予定はつぎの通り。歌舞伎観劇があって、これをブログに書けるかどうかは怪しいところ。早稲田大学オープンカレッジ「新劇の歴史と現在」1,2,3)は中盤にはいり、岸田國士作品の読解につづいて、文学座の演出家西川信廣、俳優・演出家の坂口芳貞を講師に迎える。
明治座五月花形歌舞伎
 市川染五郎の「伊達の十役」が楽しみ。
團菊祭五月大歌舞伎
 1日の朝日新聞夕刊に、盟友團十郎を無くした菊五郎のインタヴューが掲載された。「次代のため進むしかない」と。
劇団ロ字ック第八回本公演『荒川、神 キラーチューン』(1,2,3
 主宰山田佳奈の最新作だ。「キラーチューン」は、「一度聞いただけで耳に残ったり、好きになったりする曲のこと」だそうで、椎名林檎による同名の歌もある由。それでタイトルの意味はトータルでどういうことなのか・・・などと考えるのはやめておこう。
*新国立劇場小劇場『ロンサム・ウェスト』
 2006年秋にステージ円で上演された森新太郎演出の舞台が忘れがたいが、そのとき「堤真一や高橋洋だったらどんな舞台になるかなあ」と夢想した。北村有起哉のイメージも心をよぎったかもしれない。すべてぴたりではないにしても、非常に近い舞台が実現するとは。小川絵梨子(1,2,3,4,5)翻訳・演出に期待大である。
パラドックス定数『昭和レストレイション』 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18
 前回公演に苦戦したので迷ったが、おそらく題材は2.26事件と思われ、そして近藤芳正が客演することで決心した。
風琴工房『proof』(1,2,3,4,5,6,7,89,10,11,12,13,14,15,16
 主宰の詩森ろばがはじめての翻訳に挑戦し、デヴィッド・オーバーンの戯曲に挑む。本作はなぜかこれまで数回みたことがあって→1,2,3 この前に2001年に鵜山仁演出、寺島しのぶ終演のものもみたがほとんど記憶にないという・・・。この作品が好きなのかというとそうでもなく、しかし上演されるのを知ると素通りができないのである。

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