草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日の丸を手に香港への熱い連帯を訴える平野鈴子さん!

2019年06月17日 | 祖国日本を救う運動

ネットの動画で日の丸を手にした若い女性が香港の民衆への熱い支持を訴えている。イデオロギーを超えて、香港の人々の自由が奪われようとしていることに抗議するのは当然であり、日本人として連帯しようとしているのは、私たちが争いを好まない民族であるからだ。日の丸を嫌がった者たちもいたようだが、平野鈴子さんは自分の責任で掲げたのだった▼一国二制度を骨抜きにし、香港を自らの支配下に置こうとしている中共は、全体主義国家である。ハンナ・アレントは『責任と判断』(中山元訳)において、ナチスに与しなかった者たちの特徴として、「自分と仲違いせずに生きていくことができないことを見極めたからです」と書いている。それは知的な選良であるかどうかとは無関係であった。アレントは「わたしと自己との間で無言の対話を続けたいという好みを示すものです」と指摘している。私たちは常にもう一人の自分と対話しており、それが人間であることの証でもあるのだ▼香港の人々が街頭に立ったのは、中共が人間の内面にまで干渉しようとしているからだ。蟻塚の蟻となって生きていくことよりは、死を選んだ方が良いとの覚悟があるからだろう。私たちも平野さんのように、苦難に直面している香港の人々への支持を表明し、一日本人として、今こそ日の丸を手に立ち上がるべきなのである。

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「父母」という言葉を使えなくする法改正は国柄破壊だ!

2019年06月16日 | 政局

日本の国柄を破壊しようとする勢力と、私たちは断固戦わなくてはならない。立憲民主、共産、社民の三党は去る3日、「夫婦、夫、妻」を「婚姻の当事者」、「父母、父、母」を「親」にすることで、結婚や家族に関係する言葉を、性中立的に改正する法案を提出した。法律で同性婚を認めるにあたって、家族における男女の性差も否定したのである▼それが通ってしまえば、「父」も「母」も使うことができなくなる。童謡の「ふるさと」に出てくる「如何にいます父母」というフレーズも死後と化すのだ。サトウハチローの詩集「おかあさん」も差別を増長するとして、教育現場では取り上げられなくなるだろう▼なぜ家族が維持されてきたかについて、高山岩男は保守主義の立場から論じている。「過去の良きものを保守するのは、何も過去のものであるからではない。過去のものであるが、同時に過去現在未来を通じても良きものである。即ち永遠に価値ありと確信するが故に、これを保ち守るのである」(『哲学とは何か』)▼「過去の良きもの」が家族であり、父と母を同列に扱うのではなく、それぞれの役割を認めなければ、子供たちは混乱する。時代の趨勢に背を向けてはならないが、急激な変化によって混乱することは避けなくてはならない。家族を解体した後のことを、立憲民主、共産、社民の三党は考えているのだろうか。

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保守の論客江藤淳が解説委員の時のNHKはまともだった!

2019年06月15日 | マスコミ評

NHKが国民を意識しなくなったのはいつ頃からだろうか。江藤淳が解説委員として出演していた頃が思い出されてならない。江藤は平成7年3月12日の日本経済新聞のエッセイ欄「人さまざまの」に「窓のある地下室」を執筆し、「NHKの解説番組に出はじめて、いつの間にか二十年以上経ってしまった。一口に二十年というけれども、オギャアと生まれた赤ん坊が、成人してまだお釣りが来るのだから相当の時間である」と書いている▼それほどまでに長い期間にわたって、保守派の論客である江藤を、NHKはお茶の間に登場させていたのだ。江藤はそのエッセイで、最初は放送センターの六階に陣取っていたのが、一階の増築部分に降りてきて、今度は地下一階に移ったというのを紹介していた。江藤ほど戦後の日本に違和感を抱いた思想家はいなかった。安田祥子と由紀さおりの「赤とんぼ」の童謡を聴いて、懐かしい日本に帰ることを望みながら、その一方で「だが、どこへ?」と自問自答したのだった▼かつては江藤がNHKの解説委員として、国民に語りかけていたのである。いつからNHKの方針が変わったはっきりしないが、我が国の伝統に立脚し、失われた日本にこだわりを持つ江藤のような保守派には、声がかからないはずだ。民放と同じように、アナウンサーが勝手なことを口にし、特定国の代弁者に成り果てているようでは、国民から信頼されるわけはないのである。

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中共に弱腰な自公政権では尖閣を死守することは困難だ!

2019年06月14日 | 安全保障

我が国が何もできないのを分かっているから、中共は既成事実を積み上げているのである。もはや尖閣諸島の海は中共の海であるかのような様相を呈している。中共海警局の艦船が尖閣周辺の領海外の接続水域で、63日連続で確認されたからだ。せいぜい海上保安庁の巡視船が警戒しているだけでは、手の施しようがないのである。平成24年に民主党政権を倒して自公政権が誕生したにもかかわらず、まともな対抗措置を講じてこなかったから、ぶざまなことになったのだ▼香港での民衆の怒りの爆発が中共全土に及ぶ可能性が出てきた。習近平らの中共指導部は、国民の目を外に向けさせるために、尖閣諸島で軍事的な挑発を仕掛けてくるのではないか。憲法で交戦権が許されていない我が国は、先制攻撃を行うことはできず、当然のごとく犠牲者が出る。まともな反撃もできず、泣き寝入りする以外にないのである▼そこまでのことを安倍首相は想定しているのだろうか。産経新聞によると、山崎幸二統合幕僚長は昨日の記者会見で「万全の警戒監視体制をとっていきたい」と述べたというが、すでに尖閣諸島周辺は石垣島の漁師が近づけなくなって久しい。そんな生温い段階ではないのである▼我が国の統治権が及んでいることを世界に明らかにするためにも、我が国は尖閣諸島に公務員を常駐させるべきであり、巡視船ではなく、護衛艦を配備して領土を守り抜く固い決意を示すべきなのである。

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共産党の独裁に素手で立ち向かう香港の民衆は偉大だ!

2019年06月13日 | 国際問題

今香港で起きていることは、全体主義に抗する民衆の反乱であり、私たちは断固支持しなくてはならない。そして、第二の天安門事件にしないためにも、ネットを通じて彼らを支援する輪を広げなくてはならない。香港の人口は700万であり、100万以上の人々が街頭に出たのである▼排除しようとする警察などの暴力に対して、それこそ素手で立ち向かっているのだ。弾圧する側の勢力は、民衆の力に怯えているがゆえに、容赦なく警棒を奮ってくる。しかし、どのような目に遭っているかを、香港の民衆はネットで世界に流している。いくら習近平の中国共産党とはいえ、それを阻止することはできないし、勇気ある人々の姿を抹殺することはできない。もはや中共の崩壊は時間の問題なのである▼フーコーは1982年に10月、ヴァーモンド大学に招かれ、そこでラックス・マーティンのインタビューに答えて、人間の自由の尊さを訴えた。桜井哲夫の『フーコー知と権力』に収録されており、「スターリン主義やレーニン主義を知ったら、マルクスはさぞ憤慨するでしょう」と述べるとともに、「歴史上のある時期に作りあげられたテーマ」は、「いくらでも批判できるし、くつがえせるものなんだよ」というのを示したのだった。民衆を抑圧するだけの中国共産党の独裁は、打倒されなければならないのである。

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空母遼寧の沖縄本島と宮古島の間の通過と「憲法9条」!

2019年06月12日 | 思想家

日本人が改憲を行う勇気がないのを嘲笑うかのように昨日、中共軍の空母遼寧を含む艦艇6隻が沖縄本島と宮古島の間を通過した。交戦権なき我が国への挑戦状である。平成28年12月、平成30年4月に続いて3回目である。政権を担っている与党は、危機が迫っていることを、国民に語ることをためらっている。マスコミや野党は中共の脅威に全く触れず、安全保障問題では平和ボケに徹している▼今の憲法の制定にあたって、自前の軍隊の必要性を訴えたのは、共産党などの左翼勢力であった。いつの間にか護憲に転じたのは、9条を擁護することがソ連や中共を利するところがあったためだ。西部邁は「その憲法草案を書いたアメリカ人の軍人たちが稀代の法律的天才であったわけがなく—それどころか、彼らのうちに憲法の専門家は一人もいなかったのだ—そうである以上、改憲に取り組んでこなかった日本人のふしだらな思考のなせるわざだとみて差し支えない」(『批評する精神Ⅳ』)とまで言い切った▼アメリカの占領軍が押し付けた憲法は、いうまでもなく日本弱体化のための手段であった。我が国の国柄がまったく考慮されず、わざか6日間の付け焼刃の文章を押し戴くのは、あまりにも常軌を逸している。我が国が国家として再生するには、憲法改正は避けては取れないのである。いい加減な憲法を改正できないようでは、我が国に未来はないのである。

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安倍首相の衆参同時選挙回避と消費増税で日本丸は沈没!

2019年06月11日 | 政局

安倍首相は衆参同時選挙を決断せず、消費増税を予定通り行う公算が強まった。参議院選挙も7月4日公示、21日投開票の見方が強まっている▼通り一遍の世論調査を参考にして、参議選単独でも、与党で過半数を獲得できるという目途が強まっているというので、あえて冒険をする勇気がなかったのだろう。一時的に解散風を吹かせることで、政局を有利に展開したかっただけなのである▼政治というのは一寸先闇である。昨日まで順調にいっていても、明日はどうなるか分からないのである。ちょっとしたことで、あっという間に逆風に転じるのである。公明党頼みの自民党の国会議員と、自分たちの既得権益を守ることしか能がない官僚の、その一部の声だけを聞いて決めようとしている安倍首相は、もう引き返せなくなっているのだろう。勝算を度外視するというのは、あまりにも無鉄砲である▼中共は尖閣諸島を実効支配しようと連日領海侵犯を繰り返している。反日国家の韓国と北朝鮮は、我が国を貶めるために必死である。東アジアの安全保障環境が悪化しているにもかかわらず、何もしないで、よいのだろうか。不満足であっても、憲法に自衛隊を明記することすらできないのでは、我が国はお終いである。消費増税によって景気が悪化の一途を辿ることも明らかである。安倍首相は我が国を壊すつもりなのだろうか。

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自由を守るために決起した香港の民主派を断固支持する!

2019年06月10日 | 国際問題

中国共産党の支配下に喘いでいる人々の怒りが爆発した。一国二制度が踏みにじられつつある香港では、容疑者引き渡し条例に反対する民主派のデモが100万人規模で昨日行われ、中心部はデモ隊で埋め尽くされた。香港の外で事件を起こした後、逃げてきた容疑者を引き渡すことができる条例で、民主派の弾圧に利用されることを危惧しているのだ▼香港での動きは燎原の火となり、中共全土に拡大することになるだろう。いくら民衆への監視を強化し、自由を抑圧しようとも、それを阻止することは困難である。今の中共は共産主義を目指すとしているが、その実は特権的な共産党幹部や官僚による全体主義国家である▼シモーヌ・ウェーュの「労働者国家というものは、1871年におけるパリの数週間、および1917年と1918年とのロシアにおけるおそらく数カ月以外には、地球の表面にはいまだかつて存在しなかったのである」(『抑圧と自由』石川湧訳)との言葉は、理想主義者の彼女が認めざるを得なかった現実であった。だからこそソビエトは倒れたのであり、中共もまた同じ運命を辿ろうとしているのだ▼スターリン主義と呼ばれる官僚主義も、ウェーュが「それに服従している人々を幸福ならしめるようにではなく、その勢力を増大させるように、これを行使するのである」(『同』)と指摘している通りで、共産主義という歴史的な実験は、人類史に汚点を残しただけなのである。

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ネットを通じ同志を募るのは憂国の士吉田松陰の現代版だ!

2019年06月09日 | 思想家

名も無い私たちであっても、お国の為に尽くすことはできる。ネットを通じて同志を募ることで、戦後レジームからの脱却が可能になるのである。山岡荘八の『吉田松陰』は松陰の人となりを、余すところなく伝えている。とくに印象深いのは最後の章「とどめおかましの」の松陰評である▼「人触れば人を斬り、馬触れれば馬を斬るという言葉がある。松陰の場合には、触れるものみな我が同志にしなければ止まない鉄腸の勇気と、意志と、そして善意だ」と書いたのだった。「教育の鬼、祖国愛の権化」として山岡は描いたのである。門下生に書き残した「留魂録」において、松陰は30年の生涯にも充分四時(春夏秋冬)は備わっていたと回顧するとともに、自らの志を受継ぐことを望んだのだった▼安政6年11月27日午前10時、松陰が従容として死についたが、彼の門下生が明治維新を実現したのである。下々の者たちにも気配りを忘れなかった革命家は、伝馬町の獄で出会った人々のことも、詳しく記述していた。門下生が活動する際の参考になれば、という思いがあったからだろう。「討たれたる吾をあわれと見ん人は 君を崇めて夷攘(えびすはら)えよ」の歌は、後に続く者への鞭撻であったことを忘れてはならない。幕末期のような深刻な事態に我が国は今直面しており、松陰のような人物が現れるのは難しいが、彼を手本として憂国のネットワークを構築すべきなのである。

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米軍がソウルから南に移ることで朝鮮半島の危機は深刻に!

2019年06月08日 | 安全保障

文在寅が大統領になってから、これまで以上に北朝鮮との関係を強化してきた韓国は、米国に見捨てられることになった。アメリカと韓国は、米韓連合司令部をソウルから南方の京畿道・平沢の米軍基地キャンプ・ハンフリーに移転することで合意した。ハンフリーには国連軍司令部、在韓米軍司令部、歩兵2個旅団が終結済みで、唯一ソウル北の京畿道・東豆川に展開する米砲兵旅団にしても、すでに本土に撤収することが決まっている▼なぜトランプはそのような決断をしたのだろうか。韓国の人々が北朝鮮寄りになったことで、もはや防衛する意味がなくなったのだろう。米軍がもっとも恐れているのは、北朝鮮が38度線の北に配備した長距離砲である。いくら米軍の力をもってしても、寸時に壊滅させることは困難である。さらに、北朝鮮の特殊部隊の破壊活動の対象にならないためにも、南に下げるというのは大きな意味がある▼トランプは軍事的なオプションを手にしたことになる。金王朝を打倒するために先制攻撃をかけたとしても、北朝鮮の反撃は韓国軍や韓国民に向けられるからであり、米軍は後方に位置することで、犠牲を最小限に食い止めることができるからだ。このような情勢の変化を受けて、我が国としても、朝鮮半島有事を想定して置くべきだろう。危機は深刻化しており、ソウル在住の4万人の邦人保護を最優先するとともに、米軍との連携をより密にすべきだろう。

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