草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「父母」という言葉を使えなくする法改正は国柄破壊だ!

2019年06月16日 | 政局

日本の国柄を破壊しようとする勢力と、私たちは断固戦わなくてはならない。立憲民主、共産、社民の三党は去る3日、「夫婦、夫、妻」を「婚姻の当事者」、「父母、父、母」を「親」にすることで、結婚や家族に関係する言葉を、性中立的に改正する法案を提出した。法律で同性婚を認めるにあたって、家族における男女の性差も否定したのである▼それが通ってしまえば、「父」も「母」も使うことができなくなる。童謡の「ふるさと」に出てくる「如何にいます父母」というフレーズも死後と化すのだ。サトウハチローの詩集「おかあさん」も差別を増長するとして、教育現場では取り上げられなくなるだろう▼なぜ家族が維持されてきたかについて、高山岩男は保守主義の立場から論じている。「過去の良きものを保守するのは、何も過去のものであるからではない。過去のものであるが、同時に過去現在未来を通じても良きものである。即ち永遠に価値ありと確信するが故に、これを保ち守るのである」(『哲学とは何か』)▼「過去の良きもの」が家族であり、父と母を同列に扱うのではなく、それぞれの役割を認めなければ、子供たちは混乱する。時代の趨勢に背を向けてはならないが、急激な変化によって混乱することは避けなくてはならない。家族を解体した後のことを、立憲民主、共産、社民の三党は考えているのだろうか。

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コメント (1)
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