草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

米軍がソウルから南に移ることで朝鮮半島の危機は深刻に!

2019年06月08日 | 安全保障

文在寅が大統領になってから、これまで以上に北朝鮮との関係を強化してきた韓国は、米国に見捨てられることになった。アメリカと韓国は、米韓連合司令部をソウルから南方の京畿道・平沢の米軍基地キャンプ・ハンフリーに移転することで合意した。ハンフリーには国連軍司令部、在韓米軍司令部、歩兵2個旅団が終結済みで、唯一ソウル北の京畿道・東豆川に展開する米砲兵旅団にしても、すでに本土に撤収することが決まっている▼なぜトランプはそのような決断をしたのだろうか。韓国の人々が北朝鮮寄りになったことで、もはや防衛する意味がなくなったのだろう。米軍がもっとも恐れているのは、北朝鮮が38度線の北に配備した長距離砲である。いくら米軍の力をもってしても、寸時に壊滅させることは困難である。さらに、北朝鮮の特殊部隊の破壊活動の対象にならないためにも、南に下げるというのは大きな意味がある▼トランプは軍事的なオプションを手にしたことになる。金王朝を打倒するために先制攻撃をかけたとしても、北朝鮮の反撃は韓国軍や韓国民に向けられるからであり、米軍は後方に位置することで、犠牲を最小限に食い止めることができるからだ。このような情勢の変化を受けて、我が国としても、朝鮮半島有事を想定して置くべきだろう。危機は深刻化しており、ソウル在住の4万人の邦人保護を最優先するとともに、米軍との連携をより密にすべきだろう。

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