草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

氷河期世代の就労支援に国が取り組むのは当然のことだ!

2019年06月01日 | 経済

遅きに逸した感はあるが、やらないよりはやった方がいい。30代半ばから40代半ばの就職氷河期の世代に手を差し伸べることは、政治が当然やるべきことである。支援策を積極的に講じるべきだ。収入の面のハンディから、結婚もできずにいる人が多く、そこを救済すれば我が国は元気を取り戻すことができる。厚生省がとりまとめたというが、どこの役所であろうと、その世代の人たちを切り捨てるべきではないのである▼国の誤った経済政策である緊縮財政とデフレによって冷え込んでいた時期に、世の中に出た世代が、貧乏くじを引いたのである。アベノミクスでようやく雇用は確保されつつある。一人当たりの収入は増加しなくても、まともな職場があればまだいい方なのである。就職氷河期世代は、それこそ悲劇であった。非正規317万、フリーター52万、ニート40万という数字が、それを物語っている▼安倍内閣がそこに手を付けるのは歓迎したいが、そうであるのならば、外国人労働者を我が国にいれる前に、そうした施策を実行に移すべきだ。不遇をかこつ人たちがいるにもかかわらず、外国人に頼るべきではない。それを後回しにして、日本人を最優先すべきなのである。規制緩和とか構造改革とかの言葉が踊った結果がこのざまである。残された時間はあまりない。ようやく気が付いたことは歓迎したいが、口だけでは駄目で、即実行に移すべきなのである。

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ネット環境がなく他者との対話がなかった岩崎隆一容疑者!

2019年06月01日 | 世相

他者とのコミュニケーションがなければ、人間でなくなってしまうのである。孤独であることには耐えられないからだ。川崎殺傷事件の岩崎隆一容疑者は、同居していた伯父らとも顔を合わせないようにしていただけでなく、パソコンや携帯を所持しておらず、ネット環境がなかった▼人との付き合いが苦手でも、どっかで他者とつながっていれば、今回のことは起きなかったのではないだろうか。ネットを悪しざまにののしる識者がいるが、それは間違っている。SNSで他人と挨拶を交わすだけで、気持ちが癒されるのである▼ヤスパースの哲学はコミュニケーションの大切さを説いているが、他者に開かれた私があることで、人間は人間なのである。孤独は妄想しか生み出さず、時として悲惨な結果を招いてしまう。この10年は病院にも行かなかった岩崎容疑者は、どこかの時点で人格が崩壊していたのではないだろうか▼コミュニケーションを助ける手段として、ネットは有益である。マスメディアのように一方通行ではなく、自分の意見を述べることもできるからだ。間接的に他者と接触することは、ワンクッション置くことであり、直接対面するよりは楽なはずだ。目まぐるしく変化する世の中にあって、それに背を向けたくなるのは理解できる。引きこもりであっても、どっかで他者と結びついていればいいのである。

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