草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国柄を死守するために反TPPを貫くのが真の保守だ!

2013年03月17日 | 政局

 TPP交渉参加をめぐっては、真の保守と戦後保守との間で意見が割れている。「反対するのはサヨクであり、安倍政権に弓を引くことになる」と口汚く罵るのは、戦後保守と呼ばれる人たちだ。しかし、アメリカのやり方を絶対視するのは、戦後サヨクの言説と一緒ではなかろうか。「日本の社会は遅れており、アメリカナイズされなければ日本はやっていけない」との思い込みがあるからだろう。丸山真男に代表される戦後サヨクは、日本の後進性をあげつらってきた。近代的な自我が根付かないことを、絶えず問題にしてきた。その延長線上にあるのが、アメリカによる構造改革の押し付けであった。日本がそれを受け入れるというのは、アメリカの戦略に屈服することである。この先も日本はアメリカの属国に甘んじるしかないのである。混合医療にしても、それによって儲かるのはアメリカの保険会社であり、製薬会社である。最終的には国民皆保険は名ばかりとなり、生活困窮者や高齢者をカバーするだけの制度になるだろう。さらに、看過できないのは日本の防衛産業が壊滅することだ。そうでなくても、今の自衛隊はアメリカの傭兵と化している。国産兵器の開発ができなくなれば、主権の回復などおぼつかなくなる。日本国民は怒るべきなのである。黙ってこのままおとなしくしていれば、戦後レジームを強化するだけである。反TPPの国民運動を盛り上げて、条件闘争に持ち込み、最終的には交渉を決裂させるべきだろう。安倍政権に対しても、これからは是々非々で対応するのが真の保守なのである。


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TPP反対の攘夷を貫くことでアメリカに譲歩を迫るべきだ!

2013年03月17日 | 政局

 中野剛志もほのめかしていたように、こんなことになるのは、最初から予想されていた。今一番大事なことは、最初から白旗を掲げるのではなくて、攘夷の気概があるかどうかだ。今回のTPP交渉参加の記者会見で、安倍晋三首相がTPPのプラス面ばかり語っていたが、もっと苦渋に満ちた言い方をすべきだった。誰が政権を担おうとも、自前の憲法と軍隊を保持しない限り、アメリカに物を言えるわけがない。安倍首相を擁護せんとするあまり、TPP絶対反対を唱えていた保守の一部が、ここにきて浮足立っているのはみっともない。これまでの主張を貫けばいいのである。保守にとっては、サヨクと新自由主義が敵である。日本の国柄を死守すればいいわけだから、動揺する必要はないのである。TPPに反対するのは、サヨクだと決めつけて、罵倒するにいたっては、常軌を逸している。TPP交渉参加に関しては、共産党と社民党以外は容認であり、新自由主義の軍門に下った日本維新の会やみんなの党にいたっては、条件なしの諸手を挙げての賛成である。これでは自民党を叱咤激励するしかない。最後までTPPに反対を貫くことと、安倍政権を支えるというのは、露ほども矛盾しない。かえって手のひらを返して、これまでの主張を撤回する方が問題ではなかろうか。日本国内で反対運動が高まることで、アメリカに譲歩を迫る。その力学を働かせるためにも、今は攘夷しかないのである。


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