草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

ゼロ戦よ祖国の空を飛行して神風特攻今に伝えよ!

2013年03月28日 | 歴史

 ゼロ戦が祖国日本の空で飛行する。それだけで日本人であれば、熱いものがこみあげてくるはずだ。朝日新聞によると、購入しようとしているのは、栃木県出身で、ニュージーランド在住の実業家だと言われる。パイロットとして搭乗した人たちの多くは、もうこの世の人ではない。息子娘の私たち世代までは、「丸」という月刊誌があって、そこで戦記物を読むことができたし、親からゼロ戦の話が聞けた。当事者ではなくても、私たちは身近に感じて育ったのだ。時が経過するにつれて、大東亜戦争が闇に葬られようとしている。ゼロ戦に250キロ爆弾を抱いて、敵艦に突っ込んだ若者たちがいたことも、忘れられようとしている。富岡幸一郎は『新大東亜戦争肯定論』において、大岡昇平の『レイテ戦記』のなかの「十章 神風」を引用している。当時の日本の指導者は、誰一人勝つとは思っていなかった。一勝してから和平交渉に入りたかったかった。そのために犠牲になったことを、大岡は「若者に無益な死を強いた」と批判している。しかし、その一方では「これらの障害にも拘わらず、出撃数フィリッピンで400以上、沖縄1,900以上の中で、命中フィリッピンで111、沖縄で133、ほかにほぼ同数の至近突入があったことは、われわれの誇りでなければならない」と書いたのである。危機に直面したときに、若者は命を捧げたのである。その気概が私たちに残っているか、どうかなのである。ゼロ戦を思い浮かべると、すぐに「海ゆかば」の曲が聞こえてきてならない。


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ポピュリズムに迎合する選挙制度改革の迷走を嗤う!

2013年03月28日 | 政局

 大衆の声にも二通りがある。一つは土着大衆としてのネイティブな主張である。もう一つは、マスコミに動かされる根無し草な付和雷同である。選挙制度の改革は、単なる後者の声をバックにして、民主党が反転攻勢に転じようとしているだけだ。そこまで民主党が言うのであれば、自分たちが政権をとっていたときに、堂々と実行に移せばよかったのである。しかし、それができなかったのである。今のような惨憺たる支持率で、国会議員の数を減らせば、それこぞ、消滅するのは自分たちだろう。さらに、嗤ってしまったのは、衆議院改革の与党案がまとまったことで、野党の責任が問われることになると、今度は逃げの一手で、海江田万里代表は「有識者に議論を委ねる」ことを提案している。つまり得意の決められない政治なのである。野党と一口に言っても、定数削減に断固反対の共産党、社会民主党から、ポピュリズムしか頭にない日本維新の会やみんなの党まで含まれるのだから、足並みが揃うわけがない。自民党に早く実施するように迫ったのはいいが、またもやブーメランが返ってきたのである。主権については「主権者とは、例外状況に関して決定を下す者いう」(『政治神学』・田中浩、原田武雄訳)とのカール・シュミットの言葉が思い出されてならない。右往左往して決められない政治では、どうしようもないのである。日本が国家としてのまとまりを維持して、ネイティブな主張を前面に出すことが急務なのであり、ポピュリズムに迎合するのは愚の骨頂なのである。


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