草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「主権回復の日」の式典は真の独立に向けた第一歩だ!

2013年03月07日 | 政局

 来る4月28日は、今から61年前にサンフランシスコ講和条約が発効され、日本が独立を取り戻した記念すべき日だが、「主権回復の日」として今年から政府主催の式典が検討されているという。今なお日本は戦後レジームの呪縛から解放されてはいないが、その日を境にして、真の独立に向けた歩みが始まったのである。『大東塾三十年史』をめくっていると、やはりその日のことが書かれていた。敗戦の責任を取るとして、昭和20年8月25日、代々木練兵場で14人が自刃している大東塾の人々は、大きな喜ぶをもってその日を迎えたのだった。「午後10時30分、サンフランシスコ平和条約効力を発生して独立回復。宮中勤労奉仕終了奉告祭後直会中を地方道友ともども一同起立して皇居を遙拝。黙祷。なほ、この日、宮中勤労奉仕最終日にて、両陛下の拝謁を賜ったが、天皇陛下の竜顔、ことのほか輝くばかりのうるはしさであられた」と記述している。そして、人格の陶冶を第一にする大東塾では、影山正治塾長が塾生信条や塾生心得を掲げて、厳しく自分たちを律したのだった。6年8ヶ月にわたる占領軍の統治によって、日本は骨抜きにされてしまったからだ。しかし、そうした幾多の保守民族派の人たちの努力にもかかわらず、未だ日本は志半ばであり、真の独立は達成されていない。ようやくにして、安倍政権が誕生し、日本が国家として身構えようとしている。その決意を確認する意味でも、政府主催の式典が挙行されることは、そのための第一歩として、大きな意義があると思う。


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三島由紀夫の主張であった開国に抗する攘夷の心!

2013年03月07日 | 思想家

 政治の世界は交渉ごとだから、それなりに目をつぶるしかない。しかし、日本人としての気概は、断じて失うべきではないだろう。三島由紀夫は、70年安保騒動のときに、日本のナショナリズムの重要性を訴えていた。鶴田浩二との対談(『尚武の心・三島由紀夫対談集』収録の「刺客と組長・男の盟約」)で、当時の右翼の一部が星条旗と日の丸とを持って、親米運動を繰り広げていることに対して苦言を呈し、「日本のナショナリストがそこまで追い詰められたのは悲劇だと思う」とまで嘆いたのだった。日本人であるということに、三島さんはこだわったのである。「もし内地で、アメリカ人が日本の全学連を銃剣で突き刺したとしたら、オレは飛んでいってアメリカ人をぶった斬るという気持ちになる。全学連に断わっておくが、お前たちの主義主張に共鳴してこんなことをやるんじゃねぇぞ、お前たちが日本人だからオレはやるんだ」とまで公言していた。日本人だということに、目覚めて欲しかったのである。その時点において、三島さんは「日本というのは、そこまで追いつめられているんだ」と語っていた。そして、未来への予測として、日本人の立ち位置を、「開国攘夷」と言ってのけたのである。世の中の流れとしては、明治維新同様に開国に向かざるを得ない。だが、それを有難がっているのではなく、攘夷の心で臨むべきことを説いたのである。含蓄のある言葉ではないか。三島さんの言うように、今こそ日本人であることを第一に考えるべきなのである。


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