草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

TPPを阻止するために今こそ吉田松陰の攘夷に学ばん!

2013年03月08日 | 思想家

 このままでは、安倍政権がTPP交渉参加を決断しそうな気配である。最初から日本には、安全保障の面で引け目があり、それを解決しなければ、対等な交渉など無理なわけで、いくら自民党であっても、徐々にボルテージが下がってきている。態勢を挽回する意味においても、学ぶべきは吉田松陰の攘夷の精神である。萩の人から送ってもらった本に、福本椿水の『松陰余話』があり、松陰の攘夷の思想について、「当時の東洋状勢として、武力を背景に理不尽に諸国を侵略せんとする非礼の外夷に対し、独立国家の体面上、一時これを攘い斥け、対等の地位において和親条約を結び、更に海外に進展すべきであると主張された」と解説している。嘉永6年に米国軍艦が江戸近海に停したときには、松陰は主戦論者であった。武力による威嚇に対して、憤りを覚えたからだ。神奈川条約を調印した時点では、松陰も和親論者に転じたかのように見えたが、下田条約が締結されてからは、前以上に攘夷論者となったのである。徳富蘇峰は『吉田松陰』において、攘夷論者としての松陰の胸の内を、次のように推察している。「このままにして開国するときにおいては、国家の元気索然として、ついにまた奮わず、この膝ひとたび屈してついにまた伸びず、ゆえに一時逆流に立ち、天下の人心を鼓舞作興し、しかるのちおもむろに開国の国是を取らんと欲したるのみ」。平成の世と変わりがないのである。今求められるのは、第二、第三の吉田松陰なのである。


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オスプレイ配備反対のアジビラと化した「天声人語」を嗤う!

2013年03月08日 | マスコミ評

 今日の「天声人語」ほど、お粗末な新聞のコラムは読んだことがない。いくら平和惚けした朝日新聞であっても、ここまでは書かなかったのではないだろうか。イソップの寓話を持ち出して、国民を馬鹿にした上から目線である。ロバが沼で足を滑らせて、倒れて泣いている。その泣きわめく声を聞いて「俺たちほど長いことここで暮したら、一体どうしただろうな」と蛙が言う寸話を、沖縄に引っかけたのである。オスプレイが本土で訓練を始めたことについて、沖縄の人の気持ちを代弁したつもりなのだろう。なぜ多くの日本国民がオスプレイを容認しているのか、そのことにはまったく触れずじまいだ。中共の軍事的脅威など存在しないかのようだ。さらに、嗤ったのは、去る1月に東京で行われたオスプレイ配備反対のデモに対して、カウンターを仕掛けた人たちを取り上げ、「『嫌なら日本から出て行け』と言う者が沿道にいたそうだ」と悪者扱いにしたことだ。行動をする保守の運動を目の敵にしているのである。社民党、共産党系の労働組合が中心のデモであったにもかかわらず、「沖縄の首長ら」ということで、国民の目を欺こうとするのだから、悪質極まりない。しかも、そのエピソードにしても、東京新聞に載った投書だというのだから、これまたいい加減である。自分で現場に行けばよかったのである。伝聞でコラムを書くというのも、職務怠慢そのものではないだろうか。意味不明のアジビラと変わらなくなってしまった「天声人語」。これでは、朝日新聞の読者がいなくなるわけだ。


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