ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

大正15年の社町立農業補習学校名簿

2008年12月26日 06時21分42秒 | Weblog
 大正15年(1926)の社町立農業補習学校(男子部)の名簿があります(写真)。実業補習学校は小学校の補習、職業教育を行うために設けられ、農村部では農業補習学校が設置されました。兵庫県では大正時代に始まったようですが、社町(旧社町のこと、今の社小学校区)では、町立農業補習学校が大正9年に創立されています。。この歴史ブログでも取り上げてきましたが、今日はその名簿のはじめの3ページ分を紹介します。


(一ページ)
○科別編入ノ方針
Ⅰ 前期---一年ヘハ尋卒ノ者又ハ同程度ノ者
  前期---二年ヘハ高一修ノ者又ハ同程度ノ者

Ⅱ 後期---一年ヘハ前期ヲ終ヘタル者又ハ同程度ノ者
  後期---二年ヘハ高二修ノ者又ハ同程度ノ者
  後期---三年ヘハ前修業者

Ⅲ 研究科--一年ヘハ高三卒者及後期ヲ終ヘタ者
  研究科--二年ヘハ前修業者


(二ページ)
直接関係ノ職員
 氏 名   勤務    担当科       郷里
田中正一  校長兼任  訓話       加東郡上東条村長貞
小林忠太郎 専任    公民科・農業科  加東郡福田村東実
堀井八太郎 兼任    修身科      加東郡河合村
藤崎萬作  兼任    数学科      加東郡加茂村穂積
内藤國大  兼任    国語科      加東郡福田村東古瀬
藤井初治  兼任    国語科      加東郡滝野町高岡
小林信雄  兼任    数学科      加東郡滝野町河高

(三ページ)
本学年からは、学則を改訂し、組織を整へて世に立ちました。そして大に補習教育の振興を図りたいと希つて居ります。それには生徒側も指導者側も一つ心になつてベストを尽すことが最も肝要だと信じます。此にこの名簿を調へましたのもその第一歩だと考へて下さい。

  大正十五年四月二十三日
           社町立農業補習学校編輯部

     
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