ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

野村のお堂の道標

2011年12月25日 06時02分19秒 | Weblog
 加東市野村に「野村のお堂」と呼ばれて親しまれている加東四国霊場の第三十七番極楽堂があります。
 この境内に大きな道標が立っています。(写真)地元の方の話では元の場所から移したということでした。「左 きよみず、右 ほつけ山」と刻まれており、建立年は寛政9年(1797)です。今から200年余り昔になります。西国三十三ヶ所霊場巡りの道筋だった野村に建てられたものだったのでしょう。きよみずとは、二十五番霊場御嶽山清水寺(加東市平木)、ほつけ山とは二十六番霊場法華山一乗寺(加西市坂本)のことです。
 今はもう役目を終えてこのお堂の境内にほんの少し傾いて静かに余生を送っているように見えました。野村は丹波から播磨を結ぶ京街道が村中を通り、加古川を渡る渡し船があった村です。その昔の姿を今に伝える大切な記憶を背負って今も立っている、そんな存在感も感じました。
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